平凡なエンジニアが3年目の取締役退任を報告する
最後の"コードベリー"牧野です。
あっという間に2021年も最終日となってしまいましたね。
お前誰やねん
という人がほとんどだと思うので年末年始でクッソ暇であればぜひ読んでください。
こちらの自己紹介文は株式会社コードベリー参画当初に書いた内容そのままですので、趣味以外は今もおんなじです。
ご報告
表題の通り、本日をもって株式会社コードベリーの取締役を退任することになりました。
ごく一部の方々向けにはなりますが、3年間、上記法人役員の僕にお力添え頂いた方には感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
さて、僕はどこかの業界に影響力があるわけでもなく、著名人の退職エントリのように今回のご報告が世の中を動かすことはないんですよね。
そこで出来ることはなにかといえば、
・僕自身のために総括としてのメモを残すこと
・僕が役員に就任する前の状態と同じような人に向けて参考となる記事を残すこと
と思っています。
ざっと書きますので乱文失礼状態ですが、偶然通りかかったどなたかの参考になれば幸いです。
今年1年の成果
成果
今年は自法人に重心を置いたため、役割をかなり限定させてもらいました。その中で注力したのは以下二点でした。
・RenewSESの立ち上げ、運営
・若手からの情報吸い上げ
◆RenewSES
ブランド強化にも寄与するための仕組みを立ち上げから営業までを行いました。結果として何社様か契約まで至ることができ、自動的に仕組みが回るところまでいけたのと、別役員が大きく現場拡大してくれたことで目標達成できました。
パートナー様と半年で100社以上お会いできたのはこれまでのエンジニア人生ではなかった経験だったので、非常に良い経験にもなりました。
◆若手からの情報吸い上げ
インフォーマルなコミュケーションに注力するため、彼らが会社に対して思うことや悩むことを聞く機会を多く作りました。
役割はあるものの、一人の人として向き合うことを気をつけました。
駆け引きしない。嘘をつかない。そんな当たり前のことを守っただけですが、いろいろな話を聞けたし話せたと思います。
僕はやっぱり、お互いに人間として向き合うのが好きですね。
多くの価値観に触れたい欲求が強いです。
成果については見えづらいところではありますが、組織の形(というとちょっと大げさですが)がインフォーマルな人間関係やコミュニケーションによって大きく左右されることを学べた貴重な機会となりました。
3年間の総括
過去2年の振り返りはこちらです。そして今年は前に述べたとおり。
2018年1月から3年間、本当にやってよかったと思っています。
振り返りを見ると1年目は会社の屋台骨を作り、2年目は人が増えてきて文化やコミュニケーション、組織みたいなところで仕事をしてきたようです。3年目も活動量は減りましたが、数字の成果としては一番出せた年だったと思います。
総じて、会社の成長に寄与できたか?と聞かれれば自信を持って「できた」と言える、久しぶりの成功体験だったことは間違いありません。
心残りはなにかと考えると、チーム一体で成果を出せなかった点でしょうか。
もっと従業員のみんなと、なにか一つの目標に向かって突っ走りたかったのがやり残したことですね。
これは自分の会社で絶対にやりたいです。
この3年間、取締役という肩書が付いてフリーランスの時から接する人のレイヤーも少しずつ変わり、触れる価値観が変わり、結果的に会社経営というのものが少なくとも「雲の上の存在」ではなくなりました。
そんな感覚を得られたことで、いま自分の会社を立ち上げ運営できていると思います。
取締役として迎え入れてくれたコードベリー代表の福田をはじめ従業員の方たちには本当に感謝しかありません。
改めて、本当にありがとうございました。
これから
すでに本格的に活動していますが、ディレクションの領域に特化した会社を2020年9月に作りました。
今年2名の仲間も入社してくれて、オフィスも構え、外装も内装も少しずつ体裁を作っている途中です。
仕事の面ですと、これまでお付き合い頂いているSIerさんと協力させてもらい、大規模事業のディレクターとしてお仕事させて頂いています。
加えて年末からベンチャー企業から仕事を受注し、新しい商流でシステムリプレイスのお手伝いも始めることができました。
業務内容ですが、システム開発のいわゆる上流工程と呼ばれるフェーズよりも更に前の、企画やビジネスをシステムに落とし込むフェーズが中心で、本当に面白い領域だと思います。
業務フローを書いたり、システム改修案を検討したりと、僕がやりたかった「システムは作るのが目的ではなく、どう使うかを目的にするべき」みたいなところに関われている状況のは本当にありがたいこと。
人も仕事も増えてチャレンジングな状況ですが、この3年間で学んだことをふんだんに発揮しつつ経営に業務に突っ走っていこうと思っています。
最後になりましたが、良いお年を。
2022年もみなさんにとって良い年になりますよう。
おわり