見出し画像

「清々しい」を追求する

「清々しい」とは何か?

学研新国語辞典によると以下のように解説があります。

すがすが–しい(清々しい):<形>さっぱりとして気持ちがよいようす。さわやかなようす。

「我が御心すがすがし(古事記)」のように、奈良時代から使われている歴史ある言葉です。

では、どんな時に「清々しさ」を感じるのでしょうか?

体を思い切り動かしたとき

スポーツ(私の場合はジョギングやテニス)を楽しんだ後の爽快感はたまりません。マラソンを走り切った後は、肉体的な疲労を感じつつも充実した気持ちになります。テニスも失敗やミスが多いとモヤモヤすることもありますが気持ちをリフレッシュすることができます。へとへとになる一歩手前くらいで終われる時のほうが、より清々しさを感じることができるかもしれません。

美しい自然に触れたとき

遠出して山頂から景色を眺めると、日常の喧騒を一時的に忘れさせてくれます。自然の中で深呼吸をすると、不思議と心が癒されるものです。非日常の空間に身を置く時間を、意識的に作ることの重要性を改めて感じます。

仕事や人間関係における清々しさ

仕事において清々しさを感じる瞬間とはどんな時でしょうか?
大きな課題を解決したとき、一つのプロジェクトを完了させたとき、あるいは契約を勝ち取ったときなどが挙げられるかもしれません。ただ、こうした達成感は次の課題やゴールが目の前に見えていると、完全な解放感にはつながらないことも多いです。

おそらく会社員にとって完全に解放される瞬間は、定年退職を迎えるときかもしれません。それでも、一つ一つの業務をやり切ったと感じられる瞬間に、小さな清々しさを得ることができるのではないでしょうか。

ただし、仕事を競争と捉えすぎると、成功が「他者に勝つ」ことに偏ってしまいがちです。では、勝つことが清々しさを得るための絶対条件なのでしょうか?
例えば、自分が最善を尽くして相手に敗れた場合でも、清々しい気持ちを得られることがあります。一方、相手の失敗によって勝利が転がり込む場合、嬉しくても清々しい気持ちにはなりにくいでしょう。相手を批判したり、追い落としたりすることで清々しさを得ることはほとんどありません。

つまり、清々しさを追求するには、結果ではなく自分自身の行動が重要です。自分の行動に誇りを持ち、全力を尽くすことこそが、清々しさにつながるのではないでしょうか。

まとめ:清々しさを求めて

「清々しい」という感覚を得るためには、自分の行動を振り返り、自問することが大切です。今日の自分の行動は清々しいものであったか、もしそうでなかったとしたら何が足りなかったのか。それを反省し、明日はもっと爽快な気持ちで一日を終えられるような行動を心がけたいと思います。

さあ、明日も「清々しい」を追求していきましょう!


いいなと思ったら応援しよう!