【中日ドラゴンズ】ドラフトにも影響!? 梅津投手が帰ってきた大きな1日 ~8/31ヤクルト戦~
連勝が3で止まり、12球団最速の70敗に到達。勝率も5割以下が確定し、借金は26。改めて苦しい現状を叩きつけられた中、この日は特別な試合となりました。
勝敗以上に、健康第一。背番号「18」がケガなく試合終了を迎えることができれば、それだけでドラゴンズにとって大きなプラスとなります。
プロ5年目の梅津晃大投手。今後、間隔を空けての登板が続くと思いますが、梅津投手にとってもチームにとっても来季に繋がる一戦となったことは間違いありません。
梅津投手の活躍が、10月のドラフト会議に影響を及ぼしそうです。
素質の高さ、エースの器!
まるで芸術品のような、美しさの中に華がある梅津投手の投球フォーム。そこから放たれる球は、まさにエース級。
ケガさえなければ・・。何度もそう思うことがありましたが、約2年ぶりとなる1軍登板で5回1失点の好投。
自らの失策が大きく影響して敗戦投手になりましたが、素質の高さ、エースの器を持っていることを改めて証明しました。
右腕王国誕生も!?
梅津投手が先発ローテに定着した場合、先発陣が強力になることは間違いありません。ケガさえなければ、先発ローテを守るどころか、引っ張っていてもおかしくありません。
今季、先発した右腕の中で最も先発しているのが柳裕也投手と高橋宏斗投手。20試合に先発し、互いに防御率2点台と好投しています。
涌井秀章投手が18試合で続き、この日リリーフ登板した福谷浩司投手が11試合に先発登板。
故障離脱したメヒア投手、ドラフト1位ルーキー・仲地礼亜投手も先発のチャンスを掴み、アピールしています。
ここに梅津投手が加わることで、一気に右腕王国が誕生する可能性があります。
来季に繋がる、生きる
左腕は小笠原慎之介投手、現在離脱中の大野雄大投手による安定した2枚看板に、5回まで確実に試合を作る松葉貴大投手という布陣を確かなモノにしています。
成績的には負け越していますが、右腕も負けてはいません。柳投手、高橋宏投手、涌井投手、梅津投手、仲地投手、メヒア投手と、枚数的には右腕だけで先発ローテが完成します。
来季以降も投手陣を中心とした守り勝つ野球が予想される中、これほど先発候補が揃っていることは大きなプラスです。
この日、梅津投手が1軍登板を果たした事実。その意味、価値は来季以降に繋がります。
偏った指名なくなる!?
梅津投手の復帰は、今年のドラフト戦略にも影響を及ぼすかもしれません。
昨年のドラフトでは1位で仲地投手を指名しましたが、その後は二遊間を補う野手中心のドラフトでした。
一昨年のドラフトでも、投手は石森大誠投手1人のみ。先日、大学日本代表とU-18の試合を見る限り、今年の大学生はかなりレベルが高いです。
梅津投手に目処が立ったからといって、投手の指名を疎かにするとは思えませんが、投手に偏った指名はなくなることが予想されます。
二遊間、右の長距離砲と偏った指名が続いているドラゴンズ。それが悪いとは断言できませんが、梅津投手の今後の活躍が、ドラフト戦略に影響を及ぼすカギとなる予感がします。
皆様はどのように考えますか?
【参考サイト】
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