【中日ドラゴンズ】根尾投手の収穫と課題! 来季に向け、強みが見えたぞ! ~9/30巨人戦~
ドラゴンズ期待の星・根尾昂投手が30日、敵地・東京ドームで先発しました。
チーム本塁打数でリーグトップを独走する巨人打線に対し、粘りの投球を披露。6㌄1失点と試合を作りました。
18日の広島戦に続き、今季2度目の登板。来季に向けて、収穫と課題が見えた試合となりました。
この日も直球・フォークが中心
前回登板同様、直球とフォークを中心とした組み立て。ここにスライダー、時々カーブを交え、巨人打線にあと1本を許しませんでした。
この日はフォーク、スライダーが操りきれず、前回登板よりも苦戦した根尾投手。6㌄で102球を要しました。
前回は7㌄で98球。坂本勇人選手、岡本和真選手、大城卓三捕手と長打警戒の打者が続き、球数を要しました。
それでも、最後まで本塁打は許さず、吉川尚輝選手の適時内野安打による1点に抑えたことは評価できます。
課題は四球!傾向も現れた
前回同様、課題は四球です。失点した2回。先頭打者に対して四球を与え、先制点に繋がりました。
前回登板でも、先頭打者への四球をキッカケに、失点しています。四球を完全になくすことは難しいですが、先頭打者への四球という部分は来季の課題になります。
四球を与えたイニングの傾向もでています。この日は、初回に1つ、2回に1つ、6回に3つ。
前回登板は、初回に1つ、7回に2つ。
いずれも立ち上がり、降板したイニングに四球を与えています。また、3巡目の対戦になると四球が増えています。
直球が浮つき始め、フォークが完璧に見極められてくると、継投を考えるサインかもしれません。
強みと今後のカギ
この日、坂本勇選手、岡本和選手の右打者に対し、安打を許しませんでした。前回登板も、右打者に対して安打を許していません。
対右打者を抑える力は、根尾投手の強みとなっています。
相手もそれを知っていて、左打者を多く並べてきています。左打者に対して大きく乱れているわけではありませんが、左打者への対応は今後のカギになります。
来季、どのような姿を見せてくれるのか。起用法を含め、秋季キャンプの過ごし方から目が離せません。
【参考サイト】