竜の補強は? ~内野手編~【中日ドラゴンズ】
ドラフト会議で指名した選手、退団した選手から中日の補強ポイントを探る企画「竜の補強は?」
最終回の今回は内野手編として、二塁・三塁・遊撃を探っていきます。最後まで是非、ご覧ください。
前回の企画では、中日の補強ポイントとして一塁手をを深掘りしました。併せて是非、ご覧ください。
固まらなかった二塁手
二塁は打線に欠かせない阿部寿樹選手が主に務めました。開幕前は高橋周平選手の予定でしたが、開幕直前に故障。阿部選手がチームを支えました。
高橋周選手は復帰後、二塁のレギュラーを務めましたが、7月に再び故障離脱。阿部選手はシーズン途中から三塁にコンバートされたため、石垣雅海選手や溝脇隼人選手らが二塁で出場しました。
しかし、レギュラー奪取とまではいかず、1年間を通してレギュラーを固定しきれませんでした。
今年のドラフト会議では内野手を4名獲得。二遊間を強化したいという立浪監督の思いが伝わります。ドラフト会議での指名を見る限り、二塁手の新たな補強はないと考えて良さそうです。
来季はレギュラー奪取に燃える選手とルーキーによる激しいポジション争いが繰り広げられそうです。
故障離脱による戦力低下
三塁は期待の3年目・石川昂弥選手が1年間レギュラーを務めると思いましたが、5月の交流戦で故障離脱。復帰は来夏が見込まれるということで、シーズン前半は間に合いません。
2019、20年にゴールデングラブ賞に輝いた高橋周選手が三塁に再コンバートされることが予想されます。阿部選手も考えられますが、ルーキーの結果次第では、二塁で固定した方が良いでしょう。
心配なのは故障による戦力低下です。高橋周選手がシーズン前半に故障した場合、阿部選手を三塁にコンバートするしか有力な方法はありません。
今季のように石垣選手や溝脇選手がカバーしてくれると良いですが、打線全体を見ると、長打力のある選手を起用したいところ。長打が売りの新外国人選手を獲得する可能性はあります。
高橋周選手、阿部選手を脅かす存在を獲得することで、一気に内野手層が厚くなる可能性があります。優れたバットコントールが武器の巧打者タイプが多いだけに、破壊力ある三塁手を獲得する必要があると考えます。
激しい遊撃手争い
遊撃はシーズン途中から台頭した2年目の土田龍空選手、復活を期す京田陽太選手の激しいレギュラー争いが繰り広げられるでしょう。
三ツ俣大樹選手が退団し、ルーキーの台頭や、堂上直倫選手の復活も期待されます。二塁と同様、ドラフト会議で二遊間を強化する選手を獲得したため、新たな補強はないと言えるでしょう。
結論は。。
結論として、内野手の補強ポイントは長打が売りの三塁手を獲得することだと考えます。二遊間の強化はドラフト会議で成功したため、チーム課題である打線の強化という点で、大型三塁手の獲得が必要だと考えます。
期待のルーキー、台頭しつつある若手、復活を期すレギュラー陣。補強は必要だと思いますが、内野のレギュラー争いはすでに過熱しています。
来春のキャンプ、オープン戦を終えて、誰が開幕戦のメンバーに選ばれるかとても楽しみです。
【参考サイト】