#メモ
感情の消えた夜 境界線 Ⅲ
夏至が通過した金曜。
半袖でも街を歩ける様になった頃、私達はたまに店を閉めた後に三人で映画を観るようになっていた。
マスターの気分でそろそろ怪談話の様なものをみてもいいかもしれないなと、あまり有名ではなさそうなホラー映画とかを流しながらその日も全く関係のない会話を投げ合あう。
彼がふと「そういやルールとかマナーとか法律ってあるだろ。これを破るってのは確かに宜しくない事かもしれない。けどよ、そ
夏至が通過した金曜。
半袖でも街を歩ける様になった頃、私達はたまに店を閉めた後に三人で映画を観るようになっていた。
マスターの気分でそろそろ怪談話の様なものをみてもいいかもしれないなと、あまり有名ではなさそうなホラー映画とかを流しながらその日も全く関係のない会話を投げ合あう。
彼がふと「そういやルールとかマナーとか法律ってあるだろ。これを破るってのは確かに宜しくない事かもしれない。けどよ、そ