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【他の人よりチョット詳しくなれる】フィンランドの"個別最適化"『幼児教育・小学校編』
フィンランドの教育の大きな特徴とも言えるのは、
「子ども一人ひとりに合わせた教育」ではないでしょうか!
言い換えるならば、「平等性の追求」とも言えると思います。
今回は幼児教育と小学校に焦点を当てて、チョットだけ詳しくなりましょう!
「あなたのタイミングで良いのよ」
私の訪問した幼稚園/保育園では、以下の写真のようなテントがありました。
さて、これはどう使うのでしょうか?
このテントは、みんなのいる部屋から、ガラス扉を1枚挟んだところにあります。
何に使うかというと…
「ひとりで居たい」「落ち着きたい」と思った子が入るのです!
つまり、5歳未満の子どもたちが、自分の心の調子を把握し、ひとりの時間が必要だと、自ら判断して入るためのテントです!
とはいえ、必ずしも全員が自分の調子を把握できることはないですよね💦
先生が「テントに行っておいで」(強制送還ではない!)、
「自分のタイミング出てくれば良いのよ」と声をかけることもあるようです。
と、このような取り組みが幼児教育の段階からされているのです!
どんな効果があるのでしょう?
パッと思いつく効果を考えてみましょう…
自己調整能力が身に付く
ストレスマネジメントができるようになる
自分の感情を受け入れることができるようになる(感情コントロール能力が身に付く)
ひとりの時間を大切にできるようになる
自己受容できるようになる
自己肯定感が上がる
マインドフルになれる
なんか豊かな人生を送っている人が実践していることみたいですね😁
学問的に探究すればもっと多種多様な効果を見出せそうですね!
研究してみようかしら!?
「落ち着かないなら、落ち着かなくていいのよ」
この写真の物体は日本の学校や家庭でも見かけますよね!
なんのために使うのでしょう?
特別支援教育等に詳しい方は容易に予想がつきそうですね!
そうです。バランスボールです。
なんのために使うかというと…
「落ち着かない子が跳ねながら授業に参加するため」ですって!
日本だと、教室の隅に畳や絨毯を置いて、
「椅子に座っていて落ち着かなくなったら行って良いのよ」という約束で、
主にADHDの診断を受けた子が使う場所という印象を持たれている方もいるかもしれません。
しかしながら、フィンランドは一味違いますよ!
フィンランドの特別支援教育は、障害の診断の有無に関わらず、
すべての子どもたちに、特性や性格に合った支援を受けるのです!
つまり、バランスボールはADHDの子だけが使うのではなく、
「今日はなんだか心がザワつくな」と思った子も使うのです!
落ち着かないなら、無理して落ち着かなくていいのです。
ありのままの自分で、落ち着かない自分でいいのです。
自分の特性や性格と真っ直ぐに向き合って、
自分が生きやすい環境をつくる術を
学校で学べば良いのです!
ちなみに…
「バランスボールで跳ねていたら本当に落ち着くの?」という疑問を持ったので、私の彼女(ADHD)にお願いして試してみました。
すると…
跳ねる音はうるさいものの、黙って本を読んでいました!
もちろん、普段は本を読んでいて、思いついたことがあればすぐに口が暴れ出します!
ということで、これは効果アリではないでしょうか!!!
ただし!注意点として…
目を離していたら、跳ねることに夢中になって、
本を投げ出して、満面の笑みで跳ねていました…。
音の問題として、一斉授業や講義形式の授業ではうるさくて使えなさそうですね!笑
まぁ、その形式をやめてしまうのが手っ取り早いですがね😏
"個別最適化"という名の人権侵害に気をつけよう
"個別最適化"といった、素敵な言葉の裏には、難解な理論と人々の思いがパンパンに詰まっています。
みんなと同じことをみんなと同じようにできるように、
できていない子にはしっかりと教える(訓練する)のだ。
こんな時代は大昔に終わっていますよね!!!
そうそう!博物館や教育史の事典でしか見かけませんよね!
今はもう、これを"個別最適化"と捉えていた人はもう生きてはいない時代ですよね??
冗談です…。
ただ、この考えは人権侵害と言われても過言ではないですよね…?
死語ならぬ、死考(すでに使われていない考え)ですよね…。
フィンランドは子ども一人ひとりが幸福に生きることのできる支援(support)をしているという特徴があります。
まさに、先に述べた冗談とは逆の
well-beingをベースとした教育だと言えますね!!!
その一例として、今回はテントとバランスボールを挙げました😁
次はどんなものをご紹介しましょうか…。ワクワクです!
私は私らしく生きていて幸せです!
あなたはあなたらしく生きていて幸せでしょう?
そう思える教育が当たり前になると世界はどう変わるでしょうか?