通勤電車あるある
詰めましたよ!のアピール
朝の通勤電車。
右隣の席が空いている。
そこに、1人の男性がやってきた。
ストン。
男性が座った瞬間、わたしのお尻が少しだけ宙に浮く。
ちょっとだけ左に詰めましたよ!
みたいなアピール。
おそらく1ミリもズレていない。
だって詰めるスペースはほとんどないから…
でも、この儀式をやるとお尻の収まりが良くなるんだよねぇ。
ほんと不思議。
ヒラヒラがくすぐったい
隣に座った女性。
スマホを取り出し、ゲームを始めた。
しばらくして、熱中し出したのか、腕の動きが大きくなってきた。
ゾワ
ゾワゾワ
…
袖のヒラヒラが腕に当たってくすぐったい。
くぅぅ、耐えられなーい。
彼女は何も悪くない。
なんならその服も。
悪いのは夏。半袖シャツの自分が悪いのだ。
こういう場合、自分の腕を前にずらすか、
ひたすら耐えるのみ。
はぁ…早く来い来い秋模様。
傘ひざコッツン
雨の日の電車。
座っていると、目の前に傘を持った女性が立った。
持っていた傘を左腕にかけ、右手でスマホをポチポチし始める。
…
コツン
コツン、コツン
電車の揺れに合わせ、
わたしのひざを傘がコツン。
くすぐったくはないけど…気が散る。
わかるよ。
スマホを見たい気持ちはよーくわかる。
でもね、当たっちゃってるんすよ、
あなたの傘。
「すみません、当たってますけど!」
…
小心者ゆえ、そのひと言が言い出せない。
大音量の純恋歌
♪ 大親友〜の彼女の連れ
おいしいパスタ作ったお前
家庭的な女がタイプの俺 一目惚れ〜 ♪
…
突然大音量で流れ出す純恋歌。
40代くらいの男性のスマホからのようだ。
これは恥ずかしいだろ!とその男性を伺う。
マスクをしていたので表情を伺い知ることはできなかった。
男性はコードレスイヤホンをしていた。
スマホとのペアリングが外れ、大音量で流れてしまったのだろうか?
これがもし自分だったら…と思うとゾッとする。
原因は違うかもしれない。
でも、やっぱりコードレスイヤホンは怖くて手が出せない。
会社へピクニック♪
朝の通勤電車。
幼稚園児たちとおぼしき集団。
リュックサック姿が眩しい。
そこからピントをズームアウトしてみる。
右もリュック。
左もリュック。
前にも、向こう側にもリュック。
あれ?大人たちも、みーんなリュック姿だ。
あ、俺もか。
よし、みんなで会社へピクニックだ!
おしまい。