映画感想文「カラーパープル」
久々に映画館に行ってきました。
作品は「カラーパープル」
原作は未読だし、1985年のスピルバーグ版の映画も未見。
2015年にブロードウェイでミュージカル版がリバイバルされたけれど、
これも実際に舞台を観たわけではなくサントラを聴いていただけ。
そして舞台を観なかったことを、今激しく後悔中。
唯一接点があるとしたら、来日したシンシア・エリヴォの生歌を聴いた程度。
(ちょっと強引かな)
そのため「あの有名なミュージカル作品が、どういう内容なのか知っておきたい」
という動機に後押しされて映画館に観に行ったわけですが、
感動。。。
僕の隣にいた黒の革ジャン着たイケオジさんが、
あり得ないくらい号泣していて
イケオジと一緒にいた奥様がドン引きしてたのが印象的。
僕も当面は余韻が抜けないだろうなぁ。。。
あらすじその他はこちら↓
感動ポイントとしては、
「時代」という抗い難い環境下に置かれていたとしても
勇気を振り絞って行動することの尊さ。
そして、自己を肯定すること、他人を赦すこと。
結局、決断する勇気と行動する勇気、これが基本なんだと思いました。
そしてこの勇気が結果に結び付くことで得られるのが自己肯定感。
もしくは、決断や勇気が自分では気付かない自分の側面を教えてくれた、
ということなのかもしれないですけど。
そして、自らを肯定できるから他人を赦せるようになる、と僕は解釈しました。
「神はあなたの中にいる」、いい言葉です。
主人公が歌う「I'm Here」の本来の意味も、ようやく理解できました。
「I'm Beautiful」「 I'm Here」と胸張って、
陽の当たる場所を歩んでいきたいもんです。
俳優の皆さんも素晴らしかったです。
観る前はシンシア・エリヴォが出演していなくてガッカリだったけど、
ファンテイジア・バリーノの歌と演技は圧巻。
そしてハリー・ベイリー、ダニエル・ブルックス、タラジ・P・ヘンソンと
主要キャストの皆さんにも拍手!
最近、映画館へはアトラクション感覚で行くことが多かったですけど、
(そしてそれを否定するつもりは全く無いですけど)
久々に心揺さぶられる作品を鑑賞できたことが嬉しかったです。
※ 2024.2.10 近所の映画館にて鑑賞