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#61 息子の笑顔に気づかされたこと

笑顔に癒されるなんてのは漫画の世界の話だと思っていました。

いつも仕事から帰ると息子が笑いかけてくれます。
その笑顔を見て癒されている自分に気づいてしまいました。


僕は昔はから困ったことがあると愛想笑いで色々ごまして生きてきました。

専門学校くらいまではとりあえず愛想笑いしていれば何とかなってきてしまっていたので、それが癖のようなものになっていました。

ところが社会人になってからは愛想笑いで片付くことの方が少なくなっていることに気づいてしまいました。

それと同時に愛想笑いしている自分に疲れてしまってもいました。

その場だけを取り繕って、自分気持ちを誤魔化しているのが嫌で、愛想笑いはやめることにしました。

それから無駄に笑うことの意味がわからない時期がしばらくありました。


そんな僕も息子が生まれて、息子が笑ってくれるだけで幸せな気持ちになっている自分に気づいてしまいました。

その時「やっぱり笑顔の持つ力ってすごいな」と分かってしまいました。

で、色々振り返った時に分かったことは”愛想笑い”と”笑顔”は違ったということです。

何でもかんでもとりあえず笑っているうちに自分の気持ちに嘘をつきながら笑っている時と自分の気持ちに嘘をつかずに笑っている時の区別ができなくなっていたからだと思います。

本当はそんなこと思っていなくて、共感したくないけどその場の雰囲気を崩さないようにするために笑っていた自分がいました。

以前も書きましたが、”そう思わない”ことに対して”そう思わない”と言う勇気がなかったからです。

自分の気持ちを大事にしていないといつの間にか自分のことがわけわからなくなってしまいます。

だから何でもかんでもとりあえず笑うのはあまりおすすめできません。

でも、笑顔は他人を幸せな気持ちにする力があるんだと息子が教えてくれました。

自分の気持ちに嘘をつかなければ笑っておいた方が良いなと改めて感じました。

息子がいつも幸せな気持ちにしてくれるように、笑うことで誰かを幸せな気持ちにさせられたらそんな良いことはないなと思います。

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