HSK6級合格体験記
HSK6級を先月受けましたが、成績照会が見られました。
結果は以下のとおりです。
听力66
阅读60
写作70
総得点196
今回は、3回目の挑戦でした。低い点数ですが、私にとっては嬉しい限りです。
参考になるかわかりませんが、合格体験記として残したいと思います。
HSK6級は、合格という概念がありません。しかし、試験側の情報によると180点以上で6級の能力があるとみなせるそうです。
全体として言えることは、日々努力すればHSK6級180点以上は取得可能だということです。
私の合格までの日々の勉強について書いていきたいと思います。
リスニング
Amazonプライムで中国ドラマ(現代劇)を字幕をなるべく見ずに、「聴いてわかる」単語を確認するために試験2ヶ月前ほどからほぼ毎日観ていました。
言語交換パートナーとして、学生時代、語学の授業で同じクラスだった中国人のお友達と今年の4月から月に一度カフェでお互いのスピーキングにおける中国語と日本語の疑問をぶつけ合い、解消していました。
YouTubeでcctvの「开讲啦」という番組があります。世界で活躍する優秀な中国人が中国語でスピーチをするTED talksのような番組です。中文字幕が出ているので、字幕を見て、聴いていました。その中の颜宁老师の時が面白かったので、30回ほど繰り返し視聴しました。
リスニングのHSKの対策本として、
HSK日本実施委員会公認のリスニングに特化した対策本を一周しました。
翻訳の指導をしてくださる先生直伝のやり方で、これを進めました。
加えて、先生のブログに書いてありました勉強法も取り入れました。
リスニング音声を完コピすることです。
自分で発音できないものは、聴き取れないからです。
音声を真似することは簡単なようで大変難しいです。
私はスマホの録音機能を使い、自分の声を録音していましたが、全く模範音声のようにはなりませんでした。
まず、日本語と中国語では声のトーンが全く違います。中国語は歌を歌うように張り上げたような声が基本です。
私はボソボソ言うだけで音楽のような美しい中国語らしさも微塵もありませんでした。やはり、これはダメだ!と思い、思いっきり大きな声で大袈裟に中国語を発音したものを録音すると、だいぶ模範音声に近づけた気がしました。
読解
先生直伝のモーニングルーティーンをやっていました。
また、『チャンクで攻略中国速読速解トレーニング』
の原文を何度もシャドーイングし、前半8課まで暗記しました。後半はこれから暗記していきたいです。
以前にも掲載した『中国語用例辞典』を範囲を決めて毎日日本語訳とともに音読していました。HSK対策の空欄補充のための語感鍛錬にうってつけでした。
『日中・中日通訳トレーニングブック』の模範文を暗誦できるように2周ほどしました。
病句問題の対策する時間はほとんど皆無でした。しかし、文法書やYouTubeで2年ほど前まで毎日文法問題に取り組み、例文の暗記に努めていました。
作文
正直、作文の対策をする時間はありませんでした。
対策と言えばいいのかわかりませんが、中国語の書籍は日々趣味の一環として読んでいましたので、短時間で大量の内容を把握することは自然とできるようになったのかもしれません。
単語
『新HSK6級単語トレーニングブック』を使っていました。おそらく5周はしたのではないでしょうか。
まず1日に覚える単語数を決め、覚えてないものに百均で売っているビニールの細い付箋を貼る
↓
それらを紙に書いて覚える
↓
次の日復習の時間を設け確認し、また新たな単語をチェックしていく
これだけのことを1日でやっていたわけではありません。
これらをいくつか組み合わせて、
結果的にこれだけのことをやって合格できたという次第です。
これからは、HSKで培った基礎の上に、翻訳学習を積み重ね、プロの翻訳者になれるよう頑張ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?