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Nagaki code

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長編小説『Nagaki code』と、それに関する記事をまとめました。
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2020年8月の記事一覧

連載小説《Nagaki code》第7話─始まりの扉が開く

前話はこちらから↓  12月25日、午後2時45分。大粒の雪が降り続ける中、僕は薬師岱郵…

連載小説《Nagaki code》第8話─個性的な第一印象

前話はこちらから↓ 「長岐洋介です。こういう仕事は初めてなので緊張してます。よろしくお願…

連載小説《Nagaki code》第9話─加茂少年との再会

前話はこちらから↓  職場の電話が鳴ったのは、アルバイト開始時刻の3時を過ぎた時だった。…

連載小説《Nagaki code》第10話─それはきっと、恋

前話はこちらから↓  次の日。僕と高校生ふたりのアルバイトはせっせと働いていた。要領は昨…

連載小説《Nagaki code》第11話─僕は郵便配達員だ

前話はこちらから↓ 「長岐くーん」 「はい!」 「この区域、配達頼むよ」 「わかりました」 …

連載小説《Nagaki code》第12話─照内千里という男

前話はこちらから↓ 「長岐くーん」 「はい」 「申し訳ないけど、コーヒー入れてもらってもい…

連載小説《Nagaki code》第13話─同僚とのひととき

 前話はこちらから↓ 「お疲れ様、長岐君」  前方から声がする。内務を担当する佐伯里花(さえき りか)さんだ。30代に見えるけど、ほんとは40代だそうだ。女性の年齢を挙げるのは失礼だけど……すごく若く見えるし、何よりとても美人さん。穏やかで優しく、一緒にいると自然と癒される。どこか不思議なオーラを纏った人だ。 「お疲れ様です」 「照内君のおつかい?」 「よ、よくわかりましたね」 「ええ。今、照内君ちょっと忙しそうだったから」 「そうなんです」 「彼、素っ気ないようでいて、長

連載小説《Nagaki code》第14話─郵便配達員・長岐洋介

 前話はこちらから↓  給湯室のドアを開けると、そこには先客がいた。 「あっ、長岐君! …

連載小説《Nagaki code》第15話─照内さんのコーヒー

前話はこちらから↓ 「長岐君、楽しそうに働くよね」  区分けの最中、照内さんは突然そう言…

連載小説《Nagaki code》第16話─夜桜に幽霊

前話はこちらから↓ 「夜桜、見に行くか」  照内さんが突然そう言いだしたのは金曜の昼下が…

連載小説《Nagaki code》第17話─いざ、夜の花見へ

前話はこちらから↓  その日の仕事終わり。照内さんに花見の買い出しを命じられたのは、僕と…

連載小説《Nagaki code》第18話─椿さんの幼馴染

前話はこちらから↓  薬師岱公園の駐車場には、すでに照内さんのオデッセイが街灯に照らされ…

連載小説《Nagaki code》第19話─桜の木の下での追憶

前話はこちらから↓  ライトアップされた夜桜の下、花見は楽しく進む。僕はワンカップを飲み…