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飛ぶためには抵抗が無ければならない。

うちにある名言・格言集みたいなのをパラパラとめくっていて、こんな名言を見つけたので、今日はその紹介です。

To fly we must have resistance.
(マヤ・リン/アメリカの芸術家)

日本語訳は、タイトルの通りで、「飛ぶためには、抵抗が無ければならない」。空気抵抗が無ければ、鳥が空を飛べないように、人も抵抗が無ければ飛躍できない。

例えば新しいことを始める際、周囲の反発や嫉妬がある、

でも、自分の感覚を信じて、そういった壁(抵抗)を乗り越えた時、大きな充実感や達成感(飛躍)がある、こんなメッセージだと思います。

ぼくにも経験があります。

大学生の時、周りの友達がせっせと就職活動している中、自分には「社会に出てやりたいこと」のイメージがどうしても湧かず、代わりに大学を一年休んで、発展途上国と呼ばれる国へ海外ボランティアに行きました。知人のツテを頼りに。

親からは反対されました。が、その時は就職活動ではなく、「途上国」と呼ばれるところに住んでみたい思いが強く、行ってみました。

結果、日本でそのまま就職していては絶対に得られなかったであろう、得難い貴重な経験があった。人生の転機ともいえる大きな経験で、今の仕事にも繋がってます。

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・ ストレスで体調を崩した。。
・美味しいもの食べてストレス発散!
・自由で、ストレスフリーな生活。

こんな言い方、よくすると思うんです。共通してるのは、「ストレス=悪いもの」という認識。

でも、いつも思うんですが、
張りのある生活や良い仕事のためには、ある一定のストレスは必要なんじゃないかということ。

もちろん、ブラック企業での理不尽な勤務体系や、職場でのパワハラなど、すぐにでも逃げ出した方が良いストレスもあるんだと思いますが、そういった特殊な事情のない状況では、

充実感と適切なストレスは、ワンセット

だと思ってます。

それは丁度、適切な血圧が体に血を巡らせ、健康を維持するのと同じこと。筋肉を鍛え上げるには負荷が必要である、その原理と同じだと思います。

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これまでの社会人生活を振り返って、仕事の面で「成長したな」と思えるきっかけは、仕事上の困難(問題の大きさ)、そして手厳しい上司の存在だったと思います。

ここに例外は無いように思います。

別に根性論を語りたいわけではなくて、現在の仕事環境が比較的ストレスの弱い状況で、「成長」を感じる場面に乏しいという、生身の実感からの話です。

そして、これまでの経験値による「慣れ」もあってストレスを感じにくくなっている、という面もあると思います。

そう考えると、「慣れ」の逆が「ストレス」になり得るわけで、新しいことを始めることの効用は、慣れない環境に慣れていくという、そのストレスを生み出すこと、そして後の成長に繋げること、と言えるのかも知れません。

「挑戦!」という言葉が、これほどまでに時代を超えて共感を集める背景にはこういった事情があるのかも知れませんね。

やっぱり、「飛ぶためには抵抗が無ければならない」んだと思います。

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