高校生の頃初めて手にした日当は一日650円×4日分2,600円のバイト代!
昭和の高度成長前夜の頃の思い出。
人生ではじめてもらった日当が1日650円で
4日働いて2,600円を受け取った。
払ってくれたのは父親で
父親の配下で日雇いのアルバイトをして
支払ってもらった賃金が、人生初でした。
幼なじみの先輩を誘って、二人して
台風で壊れたお寺の修理を手伝うという
技術も無い高校生向けの力仕事でした。
当時の日当の相場が600円~700円だったので
まぁ、650円はそんなに悪くは無い賃金。
もちろん源泉所得税だの
雇用保険料だのが、あるはずもなく
まるまる650円をもらいました。
そのあとも、建築現場での仕事や
ブロック製造工場での運搬仕事など
力仕事を専門でバイトしていました。
建築現場では一輪車に生コンを満載して
組まれた木枠のところまで運ぶという
基礎工事の仕事がメインでしたね。
生コンを載せた一輪車を中腰加減で
何十回と運ぶので、腰にくるんですよ。
重いのでバランスを取りながら
なるだけ上下動させないようにして
素早く走るわけです。
これを、従兄弟と二人して競いながら
往復した数の多さを自慢していたのです。
このアルバイトは日当が700円で
きつかった分だけ50円多かった。
ブロック製造工場はさらに50円高くて
一日の日当を750円もらったけど
最初の約束の1週間で打ち切りました。
延長すれば800円だぞ、と言われたけど
高温で湿度も高い工場の屋内から
天日干しの場所までが遠かったんですよ。
おまけにコンクリートブロックは
水気をたっぷり含んでいるセメントで
重いこと重いこと。
汗びっしょりで、毎日3~4㎏くらい
体重を減らして帰宅していました。
水分補給の水も生ぬるくて不味く
それでも補給しないと脱水症状になるので
不味い水をがぶ飲みしても、痩せるのです。
ほんとに、もうこりごりというバイトでした。
12年前に帰郷してみると
そのブロック工場は更地になっていて
今はコンビニが営業しているのですね。
そのコンビニに、ブロック工場の経営者が
杖をつき、小さい犬を引き連れて
出入りしているのを何度か見かけました。
あとでわかったのが、そのコンビニは
経営者の娘夫婦が経営しているとのこと。
犬の散歩を兼ねてコンビニにきては
その日の食事を調達して帰るらしいのです。
散歩の途中で出会ったときに挨拶しても
誰かは判別できなくなっておられました。
その経営者だったオジサンも
愛犬が天寿を全うして息を引き取ったあと
後を追うように他界されました。
私の郷里での思い出の一つが
また少し遠のいた夏でした。
そういえば、はじめてもらった日当で
何を買ったのか、何に使ったのか
まったく思い出せないのですよ。
あ、思い出した!
中古のエレキギターを買うために
バイトを始たんでした。😆
忘れるもんだよ。
だって、半世紀以上前の話だもの。
ああぁぁ・・・・・・昭和は遠くになりにけり。
ってことで、今回は
「高校生の頃初めて手にした日当は一日650円×4日分2,600円のバイト代!」という隔世の感のある昭和の頃の高校生バイトの話でした。😄
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
100円の 価値を噛みしめ のほほんと
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