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説法GPというお坊さんたちの説法の中でグランプリを決める番組に感じたこと

今日の午後にテレビの番組で出演した
9人のお坊さんたちが90秒間の説法を
視聴者参加の前で競う企画があったのです。

3人ずつのお坊さんが3組に分かれて
それぞれ90秒の持ち時間の説法を行い
誰がもっとも心に響いたかを競うのです。

選考はスタジオに集められた視聴者と
ゲスト審査員の投票で行われたのですが
それぞれの説法には感じ入ることだらけ。

ただ、こうやって順番を決めるとか
勝ち負けで勝者を決めていくのに
説法はないんじゃないの、って思ってしまった。

まぁ、いいんですけどね。

ほんの余興企画なんだろうけど
受け止めようによっては多くの人を救い
窮地に手を差し伸べたかも知れないので。

個人的に気になったのは、集められた視聴者と
ゲストの芸能人審査員の顔ぶれによって
「心に響く」キモが違ってくることですね。

集められた視聴者代表も若い女性が多かったし
説法の話材選択によって共感のありようも
変わってくるわけなので、並べるのが難しい。

これが同じ話材をテーマにして競うのなら
また結果も変わっていたかも知れません。

集められた視聴者やゲスト審査員の心情次第で
心に響く言葉が変わると思うから。

仏教のお教えや説法で大勢に共感されたり
感銘を与えることも大事だと思うけど
目の前のたった一人を救うことが大事かと。

最近のお坊さんには、職業として報酬を得る
ビジネスマンの思考の人が増えているようで
お題目が浮いて仕方がない。

本堂で朝晩の勤行ごんぎょうでの読経も
参列したければお布施を渡さなければ
本堂にも入れない、というルールを設けたり。

また、葬儀の時のお布施の金額や車代に
戒名を付けるときの金額まで一覧にして
一定金額以上を求める住職もいるのです。

こんな僧侶が増えてくると
仏教の尊い教えをありがたく学ぶ思いより
ぽんこつ和尚に失望する思いが強くなっちゃう。

そんなことを思い出した
説法グランプリの番組感想でした。

私たちについて回るのが
「生・老・病・死」という4つの定め。

生老病死のうちで、老と病については
自分の努力で何とかできる可能性があるので
これからは老と病に注意して生きたいもの。


ってことで、今回は
説法GPというお坊さんたちの説法の中でグランプリを決める番組に感じたこと」説法も相手に合わせた話材を選ばないと心には響かないのかも。😓
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

鐘よりも  金が響いて  のほほんと


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