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【短歌】  「昔の写真」 其の参

秋の日

秋風が
吹き抜けて行く
公園で
君の隣で
われ歌を詠む

午後2時に
甲羅干しする
亀を見る
昼寝するなら
毛布かけてね

沈黙の
冬来るまえの
ダリアの華
私はここよ
太陽に向く

日が陰り
冷えた空気に
なる頃に
手を振りつつ
今日が終わる

デジタルで
記憶されたる
思い出は
いろあせぬまま
スマホのなかに


あとがき

 一連の短歌は一昨年の秋に詠んだものです。平和な日常でした。「昔の写真」はこれにて終了です。

 試験的に短歌を発表してみましたが、やはり文章も自由に書いてみたいので、これからの発表方法を検討します。

 お読みいただきました皆様、ありがとうございました。今日も穏やかな1日でありますように!


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