12月1日(日) 文学フリマ&『ザ・バイクライダーズ』
東京ビッグサイトに15時頃到着。初の文学フリマ(文学フリマ東京39)へ。会場へ入ると噂に聞いてはいたが物凄いブースの数と来場者の数。事前準備をしていないのでどこへ行って良いかわからない。まずは会場を一周する。何となく雰囲気がわかったので、今日Xに流れて来ていた小説の校正の仕方が書かれた本を売ってるブースに行ってみる。お目当ての本のサンプルに手を取り、ブースの方に声を掛けると既に完売と言われてしまう。残念だがブースの人と話したことで少し気が楽になった。続いて友人のせりちゃんが「植堂」名義でやっているブースへ。せりちゃんと一緒にブースを出している都海瑛さんの二人と会話。不安な気持ちを聞いてもらう。二人の本を購入。勢いがつき、Xで相互フォロー且つ商業出版もされている清繭子さんのブースへ。エッセイ本を買って読んだこと、自分が「ヤンパチーノ」であることを伝えると、こちらを認識してくれていて嬉しい。清さんの本を購入。
思い付くことは全てやったので帰る。
ビックサイトからバスで有楽町まで。自分は席に座って音楽を聞いていたが、隣に立って話している中年女性二人の会話が漏れ聞こえ、とても話し声のトーンが心地良いので音楽を止めて聴いてしまった。ポッドキャストを聴いてるような感覚。
有楽町でバスを降り、夕食を済ましてからTOHOシャンテで『ザ・バイクライダー』を観る。1960年代、アメリカのモーターサイクルクラブの物語。登場撮られた写真からインスピレーションを受けたとのこと。男らしさや仲間の絆という現代の感覚ならすると時代遅れにも感じられる話だが、ジョディ・カマー演じるバイク乗りの妻の目線で語られるので見易い。勿論、男らしさへの拘泥による負の側面が浮き彫りになるのだが、それでも当時、その集団とそこに生きる男達の中に美しいものがあったとも感じる。目が釘付けになるような色気を放つオースティン・バトラー、ボス役のトム・ハーディの優しさと哀愁、ストーリーテラーとしてのジョディ・カマーの上手さが目立つ。