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組織立上の一歩目に悩んだら読んでほしいnote~ログラス関西拠点立上げ~

”ログラスnote駅伝”とは?

箱根駅伝の名物といえば、”山登り”。新年をさらに勢いづけていくために、
12月アドカレを走り切ったプロダクトチームからたすきを受け継ぎ、ログラスで「山を登った」エピソードをビジネス部門・バックオフィス部門が語ります!

最終日は関西拠点責任者を務めておりますの矢納(やのー)が担当します。

前回更新の小谷の記事ではプリセールスについて触れておりますのでよろしければ併せてご覧ください



自己紹介

株式会社ログラス関西拠点を務めております矢納(やのー)と申します
ログラスには一人目のビジネスサイド正社員として創業期に入社をさせていただき、CS/PreSの立ち上げや初期のマーケティング活動/PR、営業企画、経営戦略などを務めてまいりました。
入社エントリも書いておりますのでよかったらご一読いただけますと幸いです。

この記事では、ゼロからの関西拠点立ち上げにおける具体的な課題設定や、それをどう乗り越えようと考えているのか。重視している点やこれからの取り組をご紹介します。これが、何か新しい挑戦を探している方や、組織や事業立ち上げに取り組む方のヒントになれば幸いです。

こういう方に読んでいただきたい内容として整理させていただきました

  • 何か新しい挑戦をしたい!と日々考えてきっかけを探している方

  • 実際に新しい組織やサービスの立ち上げに挑戦しており、具体的なTipsやフレームなどの情報を探している方

  • 関西や日本全体を盛り上げていきたいと考えていらっしゃる方

今回の内容が少しでも皆様のお役に立てたら光栄です。


拠点立上のきっかけ

ある日、社長の布川とCOOの竹内に会議室へ呼ばれました。
当時、経営戦略室に所属しながらも具体的な成果を出し切れずに苦悩していたタイミングだったので、「叱咤激励かな?」と恐る恐る向かったところ

「関西に拠点を出そうと考えている。」
言われたのは意外な一言でした。

「これからのログラス全体の目標を実現していくことを考えたときに、地方都市に拠点を設置し、これまで手が届かなかったお客様や人材にアプローチできる状態にしていくことが必要だ。具体的な道筋はこれから考えなければならない。だから、あとの具体的なことは頼めるか。」
唐突で、ふわっとしていて、でも重要なボールをもらうのは創業以来これで何度目なのでしょうか。

私がログラスに入社したのは2020年6月。創業初期で、私が一人目のビジネスサイド社員でした。
その頃も、いきなりこんなボールを渡されたことを思い出します。

「矢納さんにはカスタマーサクセスをやってもらいます。でもまだプロダクトは出来上がっていないですし、マニュアルもありません。お客様案内が来月あるので準備を進めてください。」

ゼロから仕組みを作る大変さと同時に、自由に挑戦できる環境。今思えば、そんな状況に私自身が鍛えられてきたのかもしれません。

今回の「関西拠点を出す」というミッションも、なんだか変に納得してしまいました。
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創業以来、常に挑戦の連続だったログラスという会社。そして今回の「関西拠点戦略」は、私にとっても会社全体にとっても、新たな大きな挑戦のひとつだったのです。

関西拠点立上の目的と背景

さて、拠点の話に入る前に弊社全体について少し触れさせてください。

ログラスは今、全社的に新たな成長ステージに立っています。

シリーズBでグローバルも含めた大型の資金調達を無事に終え、社員数も気づけば200名を超えるまでに成長してきました。

また、これまで成長を支えてきた経営管理クラウド事業だけでなく、新規事業の立ち上げにも挑戦しながら、皆様の期待を超えるさらなる成長を目指しています。

私たちのミッション「良い景気を作ろう。」の実現に向け、採用を積極的に進め、新たな組織を次々と新設。創業以来大切にしてきた価値観を守りながら、大きな成長への挑戦を続けている真っ只中なのです

だからこそ、このタイミングで戦略や全社目標の見直しを大きく進め、地方拠点戦略の立ち上げにも白羽の矢が立ったという状況でした。

そして、拠点戦略を進めるにあたってまず注目したのが関西という地でした。関西は多様な業界や企業が集積する商業都市であることはもちろんですが、何よりも私たちの大切なお客さまの開拓状況に注目したときに、初期から5倍以上と急速にご契約件数が増加しているエリアでした。

以上のことから私たちのサービスが持つ価値をより大きく広げるその第一歩として絶好のエリアだと考えたのです。

関西拠点の責務

拠点立ち上げに関して、取締役をはじめ会社から期待いただいている点を改めて言語化してみると以下のような要素に整理されました。

  • 全社の事業成長以上の急速で大きな成長を実現させるためのドライバーとなること

  • 拠点ならではの独自価値が発揮されること

  • そしてそれらの成果が会社全体にフィードバックされ、さらなる大きな戦略に影響を及ぼすこと

これらを踏まえ、拠点が目指す方向性やその実現のために追うべき責務として設定させていただいたのが以下の内容となります。

ログラス関西拠点のMission及び責務

何よりも私たちの大切なミッション「良い景気を作ろう。」を限りなく現実に近づけるために、その大きな波を各地方から発生させ、波紋の重なりでより大きな波を創ることを私達が為すべきミッションであると位置づけさせていただきました。

これらの責務を達成し、大きな事業成長を実現するためのものとして事業戦略を設定させていただいたのです。

関西拠点の事業戦略

カスタマーサクセス(お客様Win)を最重視しています

バケツの穴を放置したまま事業成長は実現できません。
何よりもLoglassというサービスが提供する世界観や価値を信じご契約いただいたお客様を第一にそこから事業の発想を進めたいと考えています。

SaaSは利用いただく多くのユーザーの声を基に成長し続けます。
プロダクトは現在の機能価値よりも、当然に将来提供可能となる機能価値の方が高くなります。また、お客様への理解を高めることで様々な面での支援も可能となります。

SaaS/アジャイル開発における提供価値の推移イメージ図

そのため、サービス利用開始時にはこの将来価値を見据えた投資判断(=中長期でのROI)でご利用いただくこととなります。
しかし、解約時懸念が生じる際には、現時点での利用状況や懸念事項に対してサービスの提供価値(=短期的なROI)が合わないという思考で判断されてしまいます。

代表的なSaaSを解約する際のお客様の声を整理してみましょう。

SaaSにおける一般的な解約理由例

これはSaaSに限らずですが、お客様がサービス利用を停止する判断をするのはROIが立たない/立っていないと判断をするためです。だからこそ、常にコミュニケーションの軸として設定すべきは将来に向けた目的やゴール設定であり、それを信じていただくために現在におけるコミュニケーションはお客様の言葉を理解し、対等なパートナーとしてともに未来のビジョンを共有する関係である必要があると考えます。


関西拠点はお客様と常に未来を語り合い、唯一無二のサクセス体験を創出することを目的に新たな体制を作りを進めています。

ログラス関西拠点お客様支援体制図
  • Community-Managerが”お客様以上にお客様のことを把握し”

  • Account-Managerが”お客様のあるべき姿を描き”

  • Loglass-Consultantが”お客様の不に心から共感する”


変な言い方ですが、創業メンバーである私はLoglassを愛しています。
そして、そんなLoglassへ信頼を寄せてくださるお客様のことも同様に愛しています。

単にプロダクトの仕様を説明し、セットアップのご案内をするだけの存在ではなく、お客様のことを知る努力をしたいですし、お客様がいう”あれ”とか”それ”に対して”あ、あれですね!”と言いあえる関係性を創りたいと強く願っています。
(文章にして、客観的に見るとするとちょっと怖いですね、、、笑)

何よりお客様の”今”に寄り添い”未来”への道を一緒に歩むパートナーでありたいという強い想いを持って活動をさせていただいております。

優秀人材の採用と育成

もう一つ、関西拠点として重要視しているのが組織設計です。
関西拠点を立ち上げることなり、強い意志を持って責務に入れさせていただいたのがこの採用と育成でした。

大きな成長を遂げているログラスという会社の中で、最も挑戦の機会に溢れており、成功と失敗それぞれのエピソードが巻き起こっていて、だからこそ最も”ログラスらしさ”を体現する組織を作りたい。

それが最初の拠点長としての私の想いです。

今後の拠点構想として関西では2025年11月までに20名~30名規模に成長させることを目指しており、それと並行して大阪以外での拠点開設も断続的に推進していく考えでいます。

前提として、私達ログラスは会社全体で”採用狂気”を謳い、積極的に活動を行うことで、大変ありがたいことに多くの方にご入社をいただけております

また、新規事業への投資も強い意志を持って進めており、新たなチームが組成されながら組織は日に日に成長を続けています

今後もこのペースでの成長を継続していくためにも、会社全体でこの数年の間に数十名以上の規模で新たなマネージャーを育成することが課題となってきており、だからこそ、そんな中で立ち上がった私達関西拠点における組織戦略が採用と育成にコミットすることは非常に価値が高いことだと考えています。

具体的には
”新任マネージャーの4割を拠点出身者から輩出する”
という目標を掲げています

積極的に若手社員の異動や採用を受入させていただき、拠点ならではのチャレンジングな環境(経験の質/スピード/意思決定)に身を置いていただくことで、大きく成長し、東京や全国での新たなフィールドへ新たな立場で戦ってもらいたい。
そして送り出す側もそんな彼らを受け止め、大きく成長した背中を送り出して自分達はより大きな挑戦に身を置き続けられる。
そんな体験ができる組織を創っていきたいと考えています。

そのため、求めている人物像は単に多くのスキルを持ち、成果を出せる方。ではなく

  • 尖った(そこそこではなく突き抜けた)実績やスキル、考え方を身に着けたいと強く願うこと。成長欲求を前進で表現すること

  • どの組織よりもログラスのMission/Valueを尊重し、時には疑問を呈しながら理解を高め、実践すること

  • GIVERであり、仲間をリスペクトすること

まとめ

ここまででお話しさせていただきました通り拠点の立ち上げは会社全体にとっても非常に大きな判断でした。

そして、そんな大きな挑戦をまかせて頂けたことを大変光栄に思っています。私が創るチームは地域に根差し、お客様によりそい、Loglassの価値を誰よりも信じて未来に向かう組織です。

これからの数年間、間違いなくどんな組織よりも大きな挑戦と、圧倒的な速度での組織・個人の成長が待っている環境にしていけるものと確信しています。

もしこの記事を読んでいただいている方の中で、今の自分の領域を大きく広げ、成長し、一緒に「良い景気を作ろう。」というミッションに挑戦したいと考えてくださる方がいらっしゃったらぜひお声がけいただきたいです。


さいごに

関わってくれている全ての方に改めて感謝をさせていただきたいです。

2024年納会集合写真

入社以来、数多くの失敗をしてきた私を決して見放さず、常に未来を示し続けてくれている社長の布川
毎日のようにチャレンジに対して前向きな気持ちになるよう導き、指導してくださるCOOの竹内さんVPoSの服部さん、そして、この記事を作成するきっかけをくれた人事/PRの佐藤さん

何よりも、野心的な挑戦にを前向きに捉え、いつも理解しようと努め実践してくれる関西拠点立上メンバーのお二人

猪砂さん(AM、CM)

高萩さん(sales)


いつも応援してくださっているお客様や、大切な人生の一部にログラスを選んでくださった社員の皆様など、本当に多くの皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。
私は人間ができていないので、皆様からの支援をいただきながら、毎日なんとか過ごすことができています。
本当にいつもありがとうございます。

私達が目指す未来に向かって一歩でも前に進める様全力で取り組んでまいりたいと思います。今後とも暖かく見守っていただけましたら幸いです



「良い景気を作ろう。」




採用やSaaSのことに限らず
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