はじめに
本書の初版が2020年9月29日
内閣府から日本学術会議の事務局に、6人を除外した任命対象者名簿が送付されたのが2020年9月28日
著者の桐野夏生氏は、「政府の介入が予想以上に進んでいると感じたので、結末を書き換えた」と述べています。
私には、作家の主人公が「研究者」の私に置き換わってしまいます。
安倍元首相銃撃犯の精神鑑定結果に注目
安倍元首相の銃撃犯が精神鑑定を受けている。
もし、精神異常として精神病院に収監されることになれば、
本小説が現実の写し絵となり、非常に恐ろしい
安倍元首相銃撃 容疑者を精神鑑定へ 大阪拘置所に移送
鑑定留置の期間は、25日から11月29日までのおよそ4か月間
2023年2月6日に延長された(2022年11月18日追記)
2023年1月11日、起訴が決まった
「精神病院送り」は、杞憂に終わった
おわりに
日本学術会議任命問題は、「研究者の自由が侵された」問題である。
マルティン・ニーメラーの言葉を借りれば
「私は研究者なので声を上げた。しかしその時はすでに遅かった」
ということになろうか。
「日没」は、まさにその状況を示していて身震いする。
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