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登校日に怯える

小学校のときの忘れられない先生として、1人思い浮かぶ先生がいました。
これはそのときのお話。ちょっと繊細でネガティブな問題があるかも?
いつもと毛色が違う投稿です!


明日から夏休みが始まる

子供にとってそれはとてもワクワクすることです。
しかし、自分はそれがとても憂鬱だったときがありました。

小学校の6年生のこと。
全校集会などが終わって、みんなが「バイバイ」「またね!」と帰りはじめました。

自分と数人の友達、そして一部の友達は相撲の選手に選ばれたとかで、相撲の練習をすることになっていました。
そこで、その練習を複数の友達とともに見ていました。

正直、誰が相撲をしていたか覚えていないけど体格のいいやつが選ばれていたと思います。
間違いなく自分じゃないです。自分はガリガリの痩せっぽちだったので。
(今から思えばガリガリ・・・なんて羨ましい🤣)

で、その練習が終わったあとに相撲の練習をしていた彼らは学校のプール🐬に入ることが許されていました。当然ですが、彼らだけね。


プールに入りたい

しかし、そこはやんちゃではないけど、宿題はやらない身勝手だった自分。抗えない魅力があるわけですよ。プールに!

外は炎天下。
目の前にプール。
友達はプールに入ってる。

バレなきゃ大丈夫だ!

そういうノリで先生がいない中、プールに入ってしまいました。
水着なんか持ってきていないので、私服のままで!

私服で入るプール。なにこの背徳感。
なるほど、これは泳ぎづらい。下手をしたら溺れるな。
服を着たまま、泳ぐコツってどういうのだろう?
どうしたら溺れるんだろう?
あれこれ考えながら楽しく泳ぐこと数十分。


誰かが叫びました。

「ヤバい!先生がこっちに来る!!!」

校庭をズンズンとやってくる先生が1人。

どうしよう?!いっせいに慌てる連中。


とっさの判断

判断は早かったです。

捕まらなければどうということはない。
と言わんばかりにプールのフェンスをよじ登ったのが2名。

自分と、近所に住むマー坊の2人。

ささっとフェンスをよじ登り、向こう側に降り、木で死角となっている道路を走って逃げてマー坊と2人だけ家まで辿りついたのでした。

数名いたみんなは・・・捕まったんだろうな。
そう思って憂鬱な気持ちになりました。😥


最初の登校日

夏休みに入って、しばらく経ち、あのとき捕まった友達にそのあとどうなったのかを聞きました。

すると、炎天下のプールサイドで正座させられたそうです。
まじか!火傷したくないから逃げて良かったぜとホッとしました。

しかし、マー坊が呼び出されて、こっぴどく叱られたという話も聞きました。

そのときは自分は呼び出されなかったのですが、内心、先生忘れてくれないかな?と希望的観測を少し持っていました。

逃げたやつは誰?とかに黙ってくれていたらいいのにとも思ったけど、そりゃあ、炎天下で正座させられたら誰が逃げたか言っちゃうよな。😅
別に友達を恨んだりはしなかったけど、ただただ、いつ呼び出しが来るのかに怯えてました。


図書室にて

次の登校日が来ました。普通に授業を受けて、ある時間に呼び出されました。

忘れもしない。

いいだ・なまはげ先生に。

なまはげはあだ名です。
悪い子いねぇが?の、あのなまはげです。
それだけ怖い先生だってことです。

腹をくくって、呼び出しに応じ、先生とともに図書室に移動してあの日に自分がやったことを話しました。
図書室には下級生の生徒たちがいました。

「バチーン」「バチーン」「バチーン」

往復ビンタを数発喰らいました。

涙を流し、声をあげて泣く自分。

痛さもあったけど、下級生のいる前で叱られて往復ビンタをされることに正直、屈辱を感じる自分がいました。

みんな引いてるじゃないか、何でこんなところで・・・。。゚(゚´Д`゚)゚。

しっかりと反省しましたよ。
もう服を着て学校のプールには入らないと。
格好を気にせずパンツで入れば良かったんだと。(違)🤣


ふりかえって思うこと

今だったら炎天下の正座も、往復ビンタも、下級生の前で叱るもないだろうなぁって思います。
でも、当時はまだあったんだなぁって。

安全を考えれば殴られても文句は言えないことをしたという思いもある。

こっちも図太かったし、どんな対応をするのが良かったかなー?
って思います。
こんなことは親には話せんと黙ってましたね。

しかし、登校日に怯えて過ごすのは、精神的に良くないですね。
先生忘れてくれればいいのにって思った夏でした。🤣



#忘れられない先生

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やん(矢野達也)
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