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意地でも運動しないダイエット

まえがき

この『意地でも運動しないダイエット』は、痩せるために必要な知識と実践的な方法を提供することを目指しています。多くの人がダイエットに取り組む際には、食事制限や過度な運動に悩まされることがあります。しかし、この本では意外なアプローチを取ります。


「これ食べて7時間寝てください」という副題の通り、食事と睡眠の関係を重視し、効果的なダイエット方法をご紹介します。また、「運動なしでも結構イケる」「食べないと痩せない」「間食を逆に利用する」というキャッチフレーズからも分かるように、従来のダイエットの常識を覆す新しいアイデアを提案しています。


本書では、脂肪燃焼のメカニズムから始まり、痩せるためのホルモンの分泌方法、食事の重要性と栄養バランス、痩せるための食材と食事法、空腹管理と血糖コントロールなど、幅広いトピックをカバーしています。さらに、誘惑に勝つ買い物術やお腹が空かなくなる食材、

また、間食についても逆の視点からアプローチします。普段は敬遠されがちな間食ですが、適切な食材とタイミングを選ぶことで、むしろダイエットの味方となることがあります。本書では、間食の工夫や健康的なスナックの選び方についても詳しく解説します。


ダイエットは個人の体質や状況によって効果や方法が異なるため、本書で提案する方法をそのまま取り入れるだけではなく、自身に合ったアレンジや工夫を加えることが大切です。自分自身の体と向き合いながら、健康的で持続可能なダイエット方法を見つけていきましょう。


本書を読むことで、ダイエットに対する新たな視点やアイデアを得ることができると信じています。短期的な結果にこだわるのではなく、健康的な生活習慣を築きながら理想の体型を手に入れることを目指してください。楽しく健康的にダイエットを行い、理想の体型を手に入れる手助けになれば幸いです。



92kgから59kg、7ヶ月で33kg痩せました。


目次


1章 ダイエットの基礎知識

1.1 ダイエットのメカニズム:脂肪燃焼、代謝、排泄

1.2 痩せるためのホルモンとその分泌方法


2章 食事の重要性と栄養バランス

2.1 カロリーと栄養素の基本

2.2 PFC(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランス

2.3 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の役割

2.4 ビタミンとミネラルの重要性

2.5 オメガ3脂肪酸とその効果


3章 痩せるための食材と食事法

3.1 タンパク質の重要性とカルニチンの効果

3.2 プロバイオティクスと腸内環境改善

3.3 ビタミンB群、C、Dの役割と摂取方法

3.4 ミネラルの種類と不足しない方法

3.5 ファイトケミカルと抗酸化作用

3.6 カロリーコントロールと食事の工夫


4章 空腹管理と血糖コントロール

4.1 空腹感をコントロールする方法

4.2 低血糖に注意して健康的にダイエットする方法


5章 特殊な状態への対策

5.1 サルコペニア肥満とその対策方法

5.2 耐糖能対策と血糖値の安定化


6章 食欲抑制と口内ケア

6.1 歯磨きの重要性と食欲抑制効果

6.2 口内殺菌と腸内環境改善の関係


7章 誘惑に勝つ買い物術

7.1 空腹で買い物に行かないコツ

7.2 ジャンクフードを避けて健康的な食品を選ぶ方法


8章 お腹が空かなくなる食材

8.1 食欲抑制効果のある食べ物

8.2 口寂しさを紛らわす食べ物


9章 間食にフルーツ

9.1 耐糖能対策

9,2 酵素で消化力アップ


10章 睡眠で痩せる

10.1 7時間睡眠で寝ている間に痩せる

10.2 寝る前の蜂蜜で口内殺菌と夜間血糖値の安定


11章 まとめ

11.1 痩せる為に摂るべき栄養素

11.2 痩せる為の具体的必須の食べ物



1章 ダイエットの基礎知識


1.1 ダイエットのメカニズム:脂肪燃焼、代謝、排泄


ダイエットを成功させるためには、脂肪燃焼、代謝、排泄といった基本的なメカニズムを理解することが重要です。


脂肪燃焼は、体内の脂肪をエネルギーとして利用するプロセスです。脂肪を燃焼させるためには、エネルギー消費量が摂取量を上回るような状態を作り出す必要があります。これは適切な運動や適度なカロリー制限を行うことで実現できます。


これらのメカニズムを理解し、バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることで、効果的なダイエットが可能となります。食べ過ぎを避け、脂肪燃焼を促し、代謝を活性化させることで、理想の体重や体型を実現することができるでしょう。


脂肪燃焼のメカニズムは、脂肪分子の代謝過程によって行われます。具体的な反応式として、以下の反応式が挙げられます。


C55H104O6(トリグリセリド分子)+ 78O2 → 55CO2 + 52H2O + エネルギー


この反応式は、脂肪分子(トリグリセリド)が酸素と反応して二酸化炭素と水に分解され、同時にエネルギーが生成されることを表しています。


脂肪分子は、私たちの体内のエネルギー貯蔵物です。食事によって摂取された脂肪は、体内の脂肪細胞に蓄えられます。エネルギーが必要な時には、脂肪細胞から遊離脂肪酸として解放され、代謝されることでエネルギーが生成されます。


脂肪燃焼は、有酸素運動や適度な運動によって促進されます。これは、酸素の存在下で脂肪分子が酸化されるためです。酸素との反応により、トリグリセリド分子が二酸化炭素と水に分解され、同時にエネルギーが放出されます。


この反応によって生成された二酸化炭素は、呼吸によって体外に排出されます。また、水も尿や汗として体外に排泄されます。


脂肪燃焼のメカニズムは、適切な運動や適度なカロリー制限によって促進されます。エネルギー消費量が摂取量を上回る状態を作り出すことで、脂肪分解と燃焼が進みます。


脂肪燃焼を運動を介さず促進する方法について説明します。以下の方法を取り入れることで脂肪燃焼を促進します。


  1. オメガ3脂肪酸の摂取:オメガ3脂肪酸には、α-リノレン酸、DHA、EPAなどが含まれています。これらの成分は血液をサラサラにし、循環を改善する効果があります。サラサラな血液の流れは、栄養素や酸素の供給を効率的に行い、脂肪燃焼を促進します。


  1. ナットウキナーゼの摂取:ナットウキナーゼは、血液をサラサラにする酵素です。血液の凝固を防ぎ、血液の流れを改善する働きがあります。ナットウキナーゼを摂取することで、血液の循環をスムーズにし、脂肪燃焼を促進します。


  1. 鉄分とタンパク質の摂取:鉄分はヘム鉄として存在し、酸素の運搬に関与しています。タンパク質の一種であるグロビンも酸素の運搬に関与します。適切な量の鉄分とタンパク質を摂取することで、血液の酸素供給を増やし、脂肪燃焼を促進します。


  1. 水分摂取:十分な水分摂取は、代謝の正常な機能を維持し、脂肪燃焼を促進します。水分は体内の代謝活動に必要不可欠であり、適切な水分摂取によって体内の物質の循環や排泄がスムーズに行われます。


  1. 深呼吸:深呼吸をすることで、酸素の取り込み量を増やし、体内の酸素供給を向上させます。酸素は脂肪燃焼の際に必要な要素であり、深呼吸をすることで酸素供給を増やし、脂肪燃焼を効果的に促進します。


これらの方法を組み合わせることで、血流を促進させ、運動を行わずに基礎代謝や代謝活性を改善し、脂肪燃焼を促進させます。


このダイエット方法を、「お気楽ダイエット」と言います。


本来、「お気楽ダイエット」では、これらの方法を取り入れるだけでなく、適切な食事や生活習慣の改善もあります。バランスの取れた食事や適度な運動を組み合わせることで、より効果的な脂肪燃焼を促進することができます。


ただし、ここでは、題名を「意地でも運動しないダイエット」としておりますので、食生活のみにフォーカスしていきます。



次に代謝は、身体がエネルギーを生み出し、栄養素を処理する過程です。代謝率を上げることによって、脂肪の燃焼や体重の維持が容易になります。代謝を活性化させるためには、筋肉量を増やすための筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れることが重要です。


代謝アップのメカニズム

  1. 水分補給と血流改善: 水を摂取することで体内の水分量が補給され、血液の循環が改善されます。良好な血流は酸素や栄養素の運搬を促進し、代謝の活性化につながります。水分不足は血液の循環を悪化させ、代謝の低下や脂肪燃焼の妨げになる可能性があります。


  1. 筋肉の増強と基礎代謝の向上: 筋肉はエネルギーを消費するため、筋肉量の増加は基礎代謝を上げます。筋肉は静止時でも多くのカロリーを消費し、脂肪燃焼を促進します。筋トレや抵抗運動を行うことで筋肉を増強し、基礎代謝を向上させることができます。


  1. 脂肪酸の利用とエネルギー産生: 筋肉は脂肪酸を主なエネルギー源として利用します。適度な運動や身体活動を行うことで、脂肪酸が筋肉で燃焼され、エネルギーが産生されます。脂肪酸の燃焼によって脂肪が減少し、体重や脂肪率の低下につながります。


  1. オートノミック神経の活性化: 深呼吸やリラックスした状態を作ることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経の働きが改善します。副交感神経の活性化によって、ストレスホルモンの分泌が抑制され、代謝が促進されます。また、深呼吸によって酸素供給が増え、脂肪燃焼が効率的に行われます。


  1. 継続的な健康的な生活習慣の確立: 代謝アップの効果を持続させるためには、継続的な健康的な生活習慣が非常に重要です。以下に、継続的な健康的な生活習慣の確立に関連する要素をいくつか挙げます。


 排泄は、不要な物質や老廃物を体外に排出する過程です。便秘や老廃物の滞留は、ダイエットの妨げとなります。適度な水分摂取や食物繊維の摂取を心掛けることで、スムーズな排泄を促進することができます。


 排泄力アップのメカニズム

  1. 水分摂取の増加: 水分は体内の代謝産物や老廃物を排泄するために重要です。十分な水分を摂取することで、尿の量が増え、老廃物をスムーズに排泄することができます。


  1. 高カリウム食品の摂取: カリウムは体内のナトリウム濃度を調節し、水分のバランスを整える役割があります。カリウムを多く含む食品(バナナ、アボカド、スイカなど)を摂取することで、水の排泄を促進します。


  1. マグネシウムの摂取: マグネシウムは腸内の運動を促進し、便の排泄を促します。マグネシウムを豊富に含む食品(ひまわりの種、アーモンド、大豆など)を摂取することで、腸の動きを活発にし、排便をスムーズに行うことができます。


  1. 適切な食物繊維摂取: 食物繊維は腸の運動を促進し、便のかさを増やす効果があります。食物繊維豊富な野菜、果物、穀物を積極的に摂取し、腸内環境を整えることで、便の排泄を促します。


  1. リンパの流れを促す方法: リンパは老廃物の排泄や免疫機能の維持に関与しています。リンパの流れを促すためには、適度な運動、マッサージ、身体のストレッチなどを行うことが効果的です。また、ストレスの軽減や良質な睡眠もリンパの流れを促進します。


重要なのは、健康的で持続可能な方法でダイエットを行うことです。急激な食事制限や無理な運動は身体に負担をかけるだけでなく、リバウンドの原因にもなります。バランスの取れたアプローチを心掛け、健康を第一に考えながら取り組んでください。


1.2 痩せるためのホルモンとその分泌方法


痩せるためのホルモンとして知られるレプチン、セロトニン、メラトニン、アディポネクチン、成長ホルモンについて説明します。


  1. レプチン: レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を抑制し代謝を促進する役割を持ちます。レプチンの分泌を増やすためには、十分な睡眠をとり、適切な栄養を摂取することが重要です。

  1. タンパク質豊富な食品: 鶏肉、魚、豆類、ヨーグルト、チーズなど。

  2. フィトケミカルを含む食品: キノコ、ベリー類、リーフグリーン、大豆など。


  1. セロトニン: セロトニンは幸福感や満腹感を調節するホルモンです。セロトニンの分泌を増やすためには、タンパク質を含む食事や運動を取り入れることが効果的です。また、ストレス管理やリラックス法もセロトニンの分泌に寄与します。

  1. トリプトファンを含む食品: ターキーや鶏肉、魚、ナッツ類(特にカシューナッツやアーモンド)、シーフード、乳製品、バナナなど。

  2. 炭水化物を含む食品: 穀物(玄米、オートミールなど)、パスタ、パンなど。

  3. ビタミンB群を含む食品: レバー、エビ、うなぎ、アボカド、レンズ豆など。


  1. メラトニン: メラトニンは睡眠と覚醒のリズムを調節するホルモンであり、良質な睡眠に関与します。メラトニンの分泌を促すためには、就寝前に明るい光を避け、静かな環境を整えることが重要です。

  1. トリプトファンを含む食品: ターキーや鶏肉、魚、ナッツ類(特にカシューナッツやアーモンド)、シーフード、乳製品、バナナなど。

  2. メラトニンを含む食品: タルトチェリー、バナナ、オートミール、米、トマト、ナッツ類など。


  1. アディポネクチン: アディポネクチンは脂肪組織から分泌され、インスリン感受性を向上させ脂肪燃焼を促進します。アディポネクチンの分泌を増やすためには、適切な睡眠や運動、体重の管理が重要です。

  1. ポリフェノールを含む食品: イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、カカオ、緑茶、赤ワインなど。

  2. オメガ3脂肪酸を含む食品: 魚(サーモン、マグロ、サバなど)、亜麻の種、チアシード、くるみなど。

  3. 高繊維食品: 野菜(特に葉野菜)、果物、穀物(全粒穀物)、豆類など。



  1. 成長ホルモン: 成長ホルモンは体内の細胞再生や筋肉の合成を促進し、脂肪燃焼を助けます。成長ホルモンの分泌を増やすためには、充分な睡眠や高強度の運動、タンパク質を含む食事を摂ることが重要です。

  1. タンパク質を含む食品: 鶏肉、牛肉、魚、卵、乳製品、豆類など。

  2. アミノ酸を含む食品: シーフード、大豆製品、ナッツ、種子、穀物など。

  3. 睡眠を改善する食品: カモミールティー、バレリアンティー、マグネシウム豊富な食品など。

これらのホルモンのバランスを整えるためには、適切な栄養摂取、良質な睡眠、適度な運動、ストレス管理などの健康的な生活習慣を取り入れることが大切です。



2章 食事の重要性と栄養バランス


2.1 カロリーと栄養素の基本


カロリーとは、食品や飲料に含まれるエネルギーの単位であり、体が熱や運動などの活動を行うために必要なエネルギー源です。カロリーの量は食品や飲料の種類、量、調理方法などによって異なります。

栄養素とは、人が健康を維持するために必要な栄養成分のことで、主に以下の5つに分類されます。


  1. タンパク質:筋肉や臓器、血液、ホルモンなどを作るために必要な栄養素。動物性食品(肉、魚、卵、乳製品)や豆類、ナッツ、種子などに含まれます。


  1. 炭水化物:主にエネルギー源として利用される栄養素。主な食品としては、米、パン、麺類、芋類、果物、砂糖などがあります。


  1. 脂質:エネルギー源として利用される他、細胞膜やホルモンの合成にも必要な栄養素。主に植物性油脂、バター、肉類などに含まれます。


  1. ビタミン:少量で十分な栄養素で、代謝や免疫機能などに必要な栄養素です。主に野菜、果物、穀類、肉類、魚介類などに含まれます。


  1. ミネラル:骨や歯などの形成、神経伝達や酵素反応などに必要な栄養素。主に海藻、乳製品、豆類、魚介類などに含まれます。


これらの栄養素をバランスよく摂取することが、健康的な食生活の基本です。また、適切なカロリー摂取量も重要で、目的に合わせて摂取する必要があります。



2.2 PFC(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランス


PFCは、タンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取ったもので、食事における栄養素のバランスを表す言葉です。これらの栄養素は、それぞれ重要な役割を果たし、体の機能やエネルギー供給に関与しています。


タンパク質は、細胞や組織の構築・修復に重要な役割を果たす栄養素です。筋肉や臓器、酵素、ホルモンなどの構成要素であり、免疫機能の維持にも関与しています。主なタンパク質の源は肉、魚、卵、乳製品、豆類、ナッツなどです。


脂質は、エネルギー供給や細胞の構成、脂溶性ビタミンの吸収などに重要な役割を果たします。健康な脳や神経系の機能にも関与しています。適切な種類と量の脂質を摂取することが重要です。主な脂質の源は植物油、バター、魚、ナッツ、種子などです。


炭水化物は、体の主要なエネルギー源として機能します。特に糖質は、脳や筋肉のエネルギー供給に必要です。主な炭水化物の源は穀物(米、パン、麺類)、芋類、果物、砂糖などです。


PFCのバランスは個人の活動レベルや目標によって異なりますが、一般的にはバランスの取れた食事が推奨されます。適切な量のタンパク質を摂取し、必要な脂質をバランスよく取り入れ、炭水化物も適度に摂ることが重要です。


お気楽ダイエットでは、一般的なPFCのバランス2:2:6を変更し、3:3:4の割合で摂取します。このバランスの変更には以下のような効果があります。


  1. タンパク質量を上げて代謝アップ:タンパク質は消化・吸収に時間がかかり、エネルギー代謝が高まるため、摂取量を増やすことで基礎代謝が上がります。さらに、タンパク質の消化・代謝にはエネルギーが必要なため、カロリー消費も増えます。


  1. 糖新生による筋肉分解を防ぐ:炭水化物の摂取量を適度に制限することで、血糖値の急上昇を防ぎます。急激な血糖上昇はインスリンの分泌を促し、筋肉の分解を引き起こすことがあります。バランスの取れた炭水化物の摂取は、筋肉分解を抑える効果があります。


  1. 満腹中枢を刺激し、腹持ちをよくする:タンパク質は食後の満腹感を促すホルモンであるレプチンの分泌を刺激します。タンパク質を増やすことで満腹感が得られ、食欲の抑制につながります。


 つまり、3:3:4のPFCバランスを取ることで、代謝がアップしやすくなり、筋肉分解が抑制され、満腹感が得られることも期待できます。



では実際に計算してみましょう。

40歳男性 デスクワーク(活動指数1.3)


 例)体重65kgの方が60kgに、5kgのダイエットをする場合です。


 60×25(指数)=1,500キロカロリー(基礎代謝) 1,500×1.3(活動指数)=1,950キロカロリー


 1,950-350キロカロリー(肝臓グリコーゲン量)=1600キロカロリー(1日摂取カロリー)


 タンパク質摂取量=目標体重×60×2=120g   120×4キロカロリー=480キロカロリー


 脂質摂取量=目標体重50×1=50g        50×9キロカロリー=450キロカロリー


 炭水化物摂取量=1600-(480+450)÷4=167.5g 167.5g×4キロカロリー=670キロカロリー


 PFCバランスは、タンパク質120g、脂質50g、炭水化物167.5gとなります。

 (因みに活動指数は、デスクワーク1.2~1.3、力仕事1.5~1.8です。その方の仕事量で変わります。)


では実際に1600キロカロリーで食事を実際に組んでみましょう。


【朝食】470キロカロリー

・目玉焼き: 2個(タンパク質約14g、脂質約12g)

・トースト(全粒粉): 2枚(炭水化物約30g、脂質約2g)

・ヨーグルト(無糖): 100g(タンパク質約5g、炭水化物約5g)

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