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京都一大きな木造大仏「轉法輪寺」五智如来「五智山蓮華寺」【きぬかけの路シリーズ】【嵐電シリーズ】【京都ツウシリーズ】
釈迦が亡くなると、人々は死ねばどうなるか?疑問や不安を持つようになりますが、釈迦は言います「死ねば、阿弥陀如来がお迎えに来ますので、安心して願いなさい」と。人は釈迦の教えを守り、阿弥陀に迎えに来ていただきます。
変更履歴
▼HP、アクセス、本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
仁和寺駐車場に行って、仁和寺をスルーして北上しましょう。右手に「五智山蓮華寺」で、さらに北上すると「轉法輪寺」である。
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▽五智山蓮華寺(京都市右京区御室大内20)
仁和寺の隣にあるお寺で、東側の駐車場北側にある。三宅八幡にも蓮華寺が有るので間違いやすいですが、右京区の仁和寺横にあるほう。こちらは色々な表情の石仏が見られる。 仁和寺の後に東門からでるとすぐ寄れる。
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元々は音戸山の山の上にあり、昭和三年にここに移ってきた寺。境内には石仏が多く、南山城の笠置寺・浄瑠璃寺・岩船寺あたりの石仏好きには一見あり。前後2列に並んでおり、奥には不動明王石仏が安置されている。
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境内に入り前列に大日如来を中心とした五智如来を安置している。この日は夜に降った雪が残っており、なかなかの風情だった。ちなみに、丈六だが座っているので小さくなる。
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いつも人で賑わう仁和寺の東側にあるが、いつも参拝者は少なく境内は静かで、ゆっくりできる隠れスポット。7月の丑の日と前日には「胡瓜封じ(きゅうり)」が行われる。
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不動堂には五智不動明王が安置されています。
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中央に「不動明王@石仏」で脇侍は鎌倉以降の不動明王に見える。ちなみに大日如来は言うことを聞かない人には不動明王の姿に変えて説法します。つまり「五智如来」=「五大明王」で神様に例えるならば、「五智如来」は和魂で、「五大明王」は荒魂ということです。
後列は小ぶりながら地蔵菩薩を中心に10体ほどの石仏が安置されている。元々は山中にあったので、冬の季節はこんな感じだったのだろうなと想像した。
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▽轉法輪寺(京都市右京区龍安寺山田町2)
2017年に京都市右京区「轉法輪寺(てんぽうりんじ)」で1764年の作と伝わる「釈迦大涅槃図」が特別公開された。今回は本堂にある高さ7メートルを超える「本尊阿弥陀如来坐像(御室大仏)」「裸形阿弥陀如来坐像」なども拝観できる。午前11時と午後1時に説法と涅槃図に描かれた物語を聞け、真の「甘酒」をいただける。良い意味で京都らしくない寺です。
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京都の多くの寺が観光地化しているが、ここは檀家を持ち、家族経営をしている普通の寺です。涅槃図修復で檀家に公開したところ、風のうわさで近所から公開を求められ、京都新聞や嵐電が聞きつけ、協力し今回の特別公開になったようです。京都で400円ってかなり良心的ですね。
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神社仏閣の経営は厳しく、神社の檜皮葺を変えるのに2000~3000万のお金がかかります。ここも例外ではないのでしょう。ということで、月極駐車場として公開しています。月額8000円です。。って安い!!!!!
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元々は北野天満宮近くにあった寺で、浄土宗知恩院派のようです。2階には4トンの釣鐘があり、正月のみ登って、正座して鐘を突くことができるようで、108番までお札が配られます。
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本尊は7メートルの『木造 阿弥陀如来坐像』で、木造&坐像という条件付きで京都で一番大きい。室町以降の特徴を持った阿弥陀如来です。丈六は仏像のサイズでよく使われ、仏像のサイズを指します。釈迦は1メートル60センチぐらいだったという言い伝えがあったが、国によりサイズの単位が違うため、釈迦の伸長=160cm=1丈6尺 (約 4.85m) で巨大になったとか・・。ネタのようで本当かもしれない説です。
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釈迦が亡くなると、人々は死ねばどうなるか?疑問や不安を持つようになりますが、釈迦は言います「死ねば、阿弥陀如来がお迎えに来ますので、安心して願いなさい」と。人は釈迦の教えを守り、阿弥陀に迎えに来ていただきます。
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阿弥陀如来坐像の横からいただきました。ここの寺のホームページでは観光地ではなく信仰を大事にする寺と謳われていますが、「写真を頂いてよいか」と聞いたところ、遠慮なくということで撮らせていただきました。
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しかし、大きい涅槃図です。大きな曼荼羅はよくお目にかかるのですが、涅槃図でここまで大きいのは初めてかもしれません。しかも、この涅槃図は猫が描かれています。猫は本来、涅槃図には描かれないのですが。。とはいえ、奈良にも猫が掛かれた涅槃図があります。
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涅槃図は釈迦がお亡くなりになる寸前に弟子や動物も悲しみ集まりだした図を示し、右上から生みの親が行き返る薬を渡しに現れ、間に合ったと投げつけたところ、左の木に引っかかります。
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ああ~と思ったところ、鼠が気付き木に引っかかった袋に向けて駆け寄りますが、猫が本能的に鼠を捕まえ食べてしまう。結果、釈迦は亡くなりました。ということから、涅槃図には猫を描いてはいけないことになりました。
では猫を探しましょう!写真の中に「サイ」がいますが、わかりますか?答えは猫とヘビの間にいる亀のようなやつです。。今はテレビ・図鑑・動物園で姿を見られるのでサイの姿をみんな知っていますが、当時は言い伝えで聞いているので、絵師が妄想で書いたそうな。硬く牙がある・・・・硬い=亀でそれっぽくなったようです。
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一瞬、衣も流れから快慶と思ってしまった阿弥陀如来立像。寺の方も涅槃図と本尊以外にも楽しんでと促したが、本尊裏には来ない人が多かったです。もったいない・・。
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裸形阿弥陀如来といえば、現在、「なら仏像館」にいる兵庫県浄土寺の「阿弥陀如来立像」(裸形像)」や、奈良市の新薬師寺(「おたま観音」)が有名だと思うが、ここにも安置されている。この裸形仏は服を着て、数年で着せ替えるようです。
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釈迦誕生仏とこの寺に所縁のある方を安置されている。釈迦誕生仏は胸板が厚く、プロレスラーに見えるのは私だけでしょうか・・。長州力入場ですっっ!!という感じでしょうか。
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