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経津主神💛経津主姫神「杜本神社/金剛輪寺」神仏習合の匂い【南河内シリーズ】【大阪ミナミシリーズ】

春日大社、石上神宮、香取神宮などに祀られる「経津主神(フツヌシ)」の妻が祀られるって珍しい認識。そして、神社の横に寺!良い仏像だな!

 有名な滋賀の湖東三山である「金剛輪寺」は違うNOTE(こちら)です。

変更履歴
2023/11/21 初版


▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述の「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽杜本神社:大阪府羽曳野市駒ケ谷64

 祭神は石上神宮&香取神宮の祭神で出雲の国譲りなどでも登場する武神「経津主神(フツヌシ)」と妻「経津主姫神(フツヌシヒメ)」の夫婦神と興味深い祭神たち。

 「経津主姫神(フツヌシヒメ)」は初めて祀られていたので調べてみた。どうもフツヌシの本宮である香取神宮と同じ市内にある「側高神社」に祀られているようだ。
 ただ、この神社の祭神は色々変わっているようだ・・。『神社明細帳』には、コトシロヌシとフツヌシ、『河内国式神私考』では句々廼智命と氷谷坐彌豆波乃売神で、その他として「当宗忌寸の祖神」とするものもある。当宗忌寸は、誉田八幡宮にも祀られていたので、そういう時代があったのかもしれない。

 いずれにせよ、平安時代初期にはすでにあったようで、崇神天皇時代に伊波別命という人物がこの地で先祖の経津主神を祀ったことが始まりと言われ、2000年以上の歴史がある古社である。
 ただ、平安初期には百済宿祢永継(くだらのすくねながつぐ)とその祖先の飛鳥戸氏を祀る神社であったようで、いろいろと謎めいた神社でもある。

 藤原永継とその祖先神を祀っていたようで、『延喜式』にも載り、宮中の月次祭や新嘗祭には朝廷から勅使が派遣されるぐらい格式は高かったようだ。

 最後に数点。
 大阪河内長野・観心寺にある「楠木正成の首塚」がここにもある。

 ラストはサルタヒコだが、隼人石というのがあるようです。

▽金剛輪寺:杜本神社横

 織田信長の高屋城攻めの兵火を受けて杜本神社は焼失し、豊臣秀吉のときに所領を没収されて衰退する。江戸時代にこの寺の覚峰(かくほう)が神社を再興する。

 杜本神社に向かう途中に「金剛輪寺」がある。ここにも素晴らしい仏像が安置されているので見逃せない。無人寺のようなので、拝観は不明である。

▽オマケ

ちょいと写真とかが少ないので、他力本願で肉づけ。

▼旅行記

▼セットで行くところ


▼仏像展


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