大原野・大歳神社に江戸時代の長岡天満宮の社殿あり!【京都】【大原野シリーズ】
善峯寺・十綸寺から大原野方面に車で行くと通るところ。祭神は「大歳大神」で配祀に「石作神」とトヨタマヒメとしている。式内社・石作神社を合祀しており、皇紀2600年事業で長岡天満宮の本殿を移したものだそうだ。
変更履歴
2021/09/18 初版
▼HP
なし
▼アクセス
京都府京都市西京区大原野灰方町575
▼祭神・本尊と脇時
後述。
▼見どころ
1300年記念!!という幟がずっと続いていた、てっきり西国三十三札所1300記念だと思っていたが、赤信号待ちでここの神社の幟と判明。通り道だったので参拝した。
金蔵寺の3本の矢の1本があると記された神社はここ。
祭神は「大歳大神」で配祀に「石作神」とトヨタマヒメとしている。式内社・石作神社を合祀している。無料おみくじがある。何度引いてもよいのかな??
現在の本殿は、皇紀2600年記念事業として、1680年に完成した長岡天満宮の本殿を1941年に移築したもの。
境内社に、天満宮、稲荷社、向日社、西ノ宮社、春日社がある。飛地境内社として大原野大字出灰に住吉社があるそうな。
最後に相殿について。
相殿に、式内・石作(いしつくり)神社がある。石作神は代々石棺などを製作する豪族の祖神とされ、火明命(ほあかりのみこと)の後裔という。ということは海部氏・尾張氏系ということか。石作神社は全国に6社で、内4社が尾張地方のようだ。尾張繋がりの石工集団となると、日ユ同祖論者が嬉しがりそうだな(笑)。
ちなみに、1974年に石作神は石工団地神社(愛知県岡崎市)に分霊されたようだ。何気ない神社だが、こういう話を聞くと、遠くに移った尾張系では大事な神社として代々伝わっていたのかもしれない。
何気ない神社、神様や由緒、神社のつながりを追うと謎解きが始まるときがあるが、運転に集中を!?