丹後の神・豊宇賀能メ命「多久神社」比治山の天女は万病を治す酒を造る【丹後王国シリーズ】
丹後の神様「豊宇賀能メ命(豊受大神と同一神。天酒大明神)」を祀る。祭神は『丹後国風土記』にいう比治山の天女とされ、万病を治す酒をつくったことから、明治期まで天酒大明神とも称した。本殿背後には、古墳時代前期古墳といわれる涌田山1号墳など古墳群が連なっている。
現在の本殿は1811年の火災で再建されたと伝わり、大工は丹後を中心に活躍した吉岡嘉平氏で、細部を飾る彫刻が素晴らしい神社。
変更履歴
▼HP 公式なし
▼アクセス
京都府京丹後市峰山町丹波湧田山
▼見どころ
丹後の神様「豊宇賀能メ命(豊受大神と同一神。天酒大明神)」を祀る。本殿背後には、古墳時代前期古墳といわれる涌田山1号墳など古墳群が連なっている。
割拝殿の奥に拝殿と本殿ですね。って丹後の竹野神社もそうですが、W拝殿様式(造語)と名付ける!?
本殿は覆屋に収まり、周囲に拝殿や神饌所兼神輿庫、境内社が建ち並ぶ。現在の本殿は1811年の火災に遭った後のもので、1927年の1 月30 日には大雪で覆屋が倒壊し、さらに3月7 日に丹後大地震の被害を受けたが、新築されずに修理され、現在に至るらしい。
しかし、本殿の彫刻が素晴らしい!やはり鳥取・豊岡市・京丹後市・舞鶴市の日本海側独特の彫が見所ですね!
では摂社・末社へ!
社日塔があり、オオヒルメ・・日本書紀の一番初めだけに出てくる天照大神の別名・・。この5柱には、スクナヒコ、イザナミ、ウカノミタマ、オオクニヌシの別名オオムナチと古事記スターズ。丹後王国の神社片隅にはこの手のものが多い。2022年の出雲旅行で出雲にもあったんですよね・・。
そして前の写真にあった社には楯縫神社、八幡神社、愛宕神社、八重垣神社、大宮宜神社となっており、出雲と丹後が混在している。
私見では丹後は出雲を裏切ったor出雲とは対等な力を持ち、大和朝廷についたと思っているので不思議じゃないけど。
最後に、稚宮神社と鹽竈神社があり彫刻が素晴らしい!
「稚宮神社」ですが奈良の天理にもありますね。あの大和神社摂社・末社のよう、何かありそうな気がする・・。
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