記事一覧
自国の存立をかけた「必死の選択」
7月10日付 朝日新聞 総合4面
柳沢協二・元内閣官房副長官補 (安全保障・危機管理担当)のインタビュー記事
”南シナ海の領有権問題で中国と対立するフィリピンに対し、日本は「準同盟国」級への格上げを図っている。日比両国は8日、両国の部隊を行き来しやすくする「円滑化協定(RAA)」に署名。中国の海洋進出を押し返そうと日米比が進める急速な連携強化に、柳沢協二・元内閣官房副長官補は日本が武力紛争に巻き
「もしトラ」でなぜ円安になるのか
バイデン氏「惨敗」が米金利上昇誘発 ー朝日新聞7月10日付 経済・総合面
”バイデン米大統領の「惨敗」と評された6月の大統領選のテレビ討論会を受け、共和党のトランプ前大統領の返り咲きが、金融市場で強く意識されている。外国為替市場は円安方向に動き、今月に入り1ドル=162円目前まで下落する場面もあった。トランンプ氏優位だと、なぜ円安に振れるのか。「三つのリスク」が指摘されている。”
”一つ目が
議員呼称「君」見直し、都内23区議会すべてで君付けがなくなる (4月10日付読売新聞・地域面)
”品川区議会は、今年の第1回定例会(2月20日開会)から、本会議などで議員を指名する際の呼称を「君」から「議員」へと改めた。”
”昨年11月に同区議会の本会議を区立小学校の6年生が傍聴。複数の児童がその後の感想で、議長が全ての議員に対して君付けしていたことについて、「気になった」「不思議だと思った」などと記述したという。”
”読売新聞が都内23区の区議会事務局に議員の呼称を取材したところ、品川
夫婦別姓を認めないと500年後には日本人の姓は「佐藤」のみとなる
”約500年後の2531年、日本人は全員「佐藤」になるー。うそのような試算結果を、選択的夫婦別姓制度導入を求める一般社団法人「あすには」(東京)が1日付で発表した。” (東京新聞 4月1日付 社会面)
"少子高齢化に伴う経済変化などを専門にする東北大の吉田浩教授が、同法人から依頼を受けて試算した。姓に詳しいウェブサイトで国内最多とされる「佐藤」の数などを基に、23年の人口における佐藤姓の占有率を
仕事の心棒に触れること
1日付の朝日新聞、読売新聞、日経新聞の紙面に、伊集院静氏によるサントリーの新社会人向けのメッセージ広告が掲載された。サントリーのホームページによると2000年から毎年続いている。昨年11月に氏の逝去を受けて、今回は第1回目の原稿を改めて掲載し、最終回にすることにしたという。以下はその一部。
"誰だってすぐに覚えられるほど社会の、世の中の、仕事というものは簡単じゃない。要領など覚えなくてもいい。小
「私は父が、大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た」
”終戦の年。東京でもいよいよ空襲が激しくなった。まだ字も書けない幼い娘を、父親は学童疎開に出す。あらかじめ宛先を書いたはがきの束を渡し、「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい」。向田邦子さんが妹のことをふり返った随筆である”
”初めは、紙からはみ出すほど大きな赤マルが届いた。ところがマルは急に小さくなり、バツに。じきにそれさえ来なくなった。3カ月たってようやく妹が帰ってきたとき
なぜ日本人は不正直になった
1月7日付産経新聞 オピニオン面 数学者の藤原正彦氏の寄稿
政治資金パーティでの政治資金規正法に触れる裏金隠しが起きた真因について分析している。
”福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で、「この人民ありてこの政治あるなり」と喝破した。政治は国民の鏡ということである。すなわち、「政治とカネ」は、国民が正直と誠実をないがしろにするようになったことの鏡像にすぎないのだ。”
”ということは、不正直や不誠実
観客席にはいないはずの大応援団がいた
”試合前、ピッチへ踏み出した星稜イレブンの目の前に、驚きの光景が広がっていた。来場予定だった学校応援団は能登半島地震による交通障害で金沢市から動けず。しかし観客席には、いないはずの大応援団がいた。”
ー3日付 スポーツ報知9面
2日に行われた第102回全国高校サッカー選手権での石川県代表、星稜高校の応援のもように関する記事。
”1日に起きた能登半島地震の影響で、地元から学校応援団約3000人の
過去100年間で関東大震災に次ぐ規模
”マグニチュード(M)7.6、最大震度7を観測した能登半島地震。M7.6は阪神大震災(M7.3)を大きく上回る。気象庁の記録によると、内陸部を震源とする地震では、過去100年間で関東大震災(M7.9)に次ぐ規模の歴史的な大地震といえる。” ー1月3日付・東京新聞 社説「命守る行動を最優先に」から
”震度6弱以上の極めて強い揺れがこれまでにない広い範囲に及んだため、ビルや住宅など建物の倒壊が相
マスクを外さない子どもが増加
”長期の新型コロナウイルス流行でマスク着用が常態化し、素顔を見せることを恥ずかしがる子どもが増えている。専門家は「コミュニケーションの発達や不登校に影響しかねない」と懸念し、子供のマスク着用の弊害を訴える”
ー5月10日付 東京新聞1面
同記事によると、3月にオンライン授業を受けていた小学生の娘がマスクを着けているのを見て不思議に思った母親が尋ねると、「みんな着けているから何となく」。画面の子供
経済制裁が引き起こす思わぬ事態
”経済制裁は軍事力を用いないという点では、平和的な手段でしょう。しかし、経済的に追い詰めるほど、思わぬ事態を招くことがあるので注意深く行う必要があります” ー4月12日付朝日新聞オピニオン面 帝京大学教授の筒井清忠氏へのインタビュー記事から。
ロシアによるウクライナへの侵攻に対して、米欧や日本などがロシアへの経済制裁を強めている。筒井氏はロシアの置かれた立場について以下のように指摘している。
一番苦労したグローブは?
”一番苦心して作ったのはプロの選手用ではなく、指を失った少年のためのグラブだった”
ー7日付産経新聞1面「産経抄」より
元メジャーリーグのイチローさんらのグラブを手掛け、「グラブ作りの名人」と呼ばれた元ミズノ社員の坪田信義さんが3日に89歳で亡くなった。
”野球少年だった坪田さんは、15歳で入社するとグラブ作りを志願した。長い下積みを経て、40歳でようやく特注品作りを任される。プロ野球の選手一
「JAPAN」でなく「NIPPON」 だった訳は
”日本人選手が初めて出場した1912年のストックホルム五輪。入場式でのプラカードの表記は「JAPAN」ではなく「NIPPON」だった”
ー4月3日付東京新聞1面コラム「筆洗」より
”一説によると、日本マラソンの父で同五輪出場選手だった金栗四三が漢字で日本と書くべきだと主張。それでは誰も分からないと反対論が出て、間を取ってローマ字の「NIPPON」に落ち着いたと伝わる”
外務省は3月31日、ウク