=チェンマイ(Phrao)の野菜= #3 マラキーノック(あばしゴーヤ)
地元Phraoの市場に行くたびに、どう見てもゴーヤそっくりだけどあまりに小さ過ぎる、ゴーヤの赤ちゃん? どうやって食べるの? と気になっていた野菜がこれ【マラキーノック】、ゴーヤの原種である。
タイ語で《マラ》がゴーヤ(苦瓜)、《キー》が糞、《ノック》が鳥、つまり《鳥の糞のようなゴーヤ》と言う意味だそうな。
ゴーヤは、血糖値を改善してくれるフィト(植物性)インスリンと言われる《charantin Momordica》と言う成分が多く含まれる野菜として知られています。
インスリンは血糖値を下げられる唯一のホルモンです。しかし、インスリンは腸管吸収してくれない物質な為、注射でしか体内に入れることが出来ません。
しかし、このフィトインスリンは腸管吸収ができるので、経口摂取で取り込むことができるのです。
ゴーヤの原種であるマラキーノックは、《charantin Momordica》が、ゴーヤの50倍も含まれているメディカルハーブなんだそうです!
その他、抗HIV-1 効果、免疫機能の向上、抗癌作用、食欲増進、虫下し、面チョウ、食あたり、腹痛、白内障、緑内障の予防、頭皮の皮脂の分泌を抑える作用があると言われています。
そんな素晴らしい野菜のマラキーノックですが、タイではどんな風に調理して食べているのか? と言えば、ただ茹でてナムプリックを付けるだけ。味は、効能が50倍なら、苦味も50倍(笑)
おまけに中はほとんど種! なんとかもっと美味しく食べる料理法はないものでしょうか?