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紫式部ゆかりの花の寺 石山寺
滋賀県にある「石山寺」に行きました。
石山寺は天平19年(747)、聖武天皇の勅願により創建されたお寺です。平安時代、多くの貴族や女流文学者が参拝する「石山詣」が盛んになり、紫式部ゆかりの花の寺としても有名です。
文学の寺
平安時代、石山詣が盛んになり、女流文学者らが石山の地に訪れました。
寛弘の頃(1004年頃)上東門院 彰子に新しい物語を作るように命じられた紫式部は、石山寺に七日間参籠しました。
本堂から外を眺めると湖面に月が映っており、その風景を見て『源氏物語』の着想を得たと伝わっています。また、江戸時代以降も松尾芭蕉や島崎藤村らが滞在した記録が残っています。
それではさっそく境内へ。まずは東大門(重要文化財)を通り中へ。
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東大門は鎌倉時代に、源頼朝の寄進により建立され、慶長期に淀殿の寄進によって新築に近い、大規模な修理が行われました。
拝観料を支払い境内へと進みます。
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まずは入口近くにある「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」へ。中には、ドラマ撮影で使用された衣装などが展示されています。
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こちらは小道具の展示です。まひろ(紫式部)の文学への思いが感じられる小道具などを展示していました。
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そのほか、キャストサイン色紙やメッセージ、シアターなど様々な展示があり楽しかったです。
その後は、大河ドラマ館の隣にある「源氏物語 恋するもののあはれ展」へ行きました。
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こちらには、紫式部と源氏物語の背景の展示のほか、恋の歌や恋愛関連の展示がありました。
この展示は、平安時代、恋愛のポイントとなった色・香り・花の文化を体験できます。様々な色の紹介カードがあり、好きな色のカードを持ち帰ることができました。私は「柳色」にしてみました。
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カードの裏面には色についての記載があります。柳色のゆかりの人物は「末摘花」で、新年に配る晴れ着として、光源氏が末摘花に用意したのが柳の葉色のような織物でした。
外にも花の展示があり、綺麗でよかったです。
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その後は本堂へと向かいます。本堂へは階段を上ります。
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こちらは「毘沙門堂」です。
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毘沙門堂では、毘沙門天(平安時代、重要文化財)を祀っています。
こちらは「蓮如堂(重要文化財)」です。
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こちらでは、蓮如上人が祀られています。神事のほか、仏事にも使用されていた非常に珍しい建物です。
こちらは「硅灰石(天然記念物)」です。
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この付近に噴出した岩の熱作用によって石灰岩が変成した岩です。この硅灰石は石山寺の寺名の由来でもあります。
こちらは本堂(国宝)です。
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平安時代(1096年)の再建で、斜面に建てられる懸造という形式です。堂内は内陣(正堂)と外陣(礼堂)という空間にわかれており、内陣拝観には別途料金が必要となります。内陣には重要文化財に指定される金剛蔵王心木、不動明王坐像をはじめ多くの仏像が安置されています。
こちらは本堂にある「源氏の間」です。
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源氏の間は、紫式部が参籠し『源氏物語』を起筆した場所として伝えられています。
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こちらは紫式部の供養塔と、芭蕉の句碑です。
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本堂からさらに上へと上ると、多宝塔(国宝)があります。
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多宝塔は、建久5年(1194)源頼朝の寄進により建立されました。本尊は快慶作の大日如来坐像(重要文化財)です。
こちらは「月見亭」です。保元年間、後白河上皇の行幸に際して建てられたといわれています。
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こちらからは琵琶湖を望みながら瀬田川と名月を楽しむことができる場所といわれています。
石山寺はとても広く、ほかにも様々な見所があり楽しかったです。また、門前にもお店がたくさんあります。今回は、「叶 匠壽庵」にて石山寺名物の「石餅」を食べました。お店の記事はこちら↓
その後は「ツキノベーカリー」にて食パンを購入しました。ツキノベーカリーの記事はこちら↓
境内はもちろん、門前にも見所がたくさんあるお寺なので、是非訪れてみてください。