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バスで行く北海道の山(札幌近郊⑥藻岩山)

はじめに

 こんにちはyamyamと申します。クルマを使わず、バスと徒歩のみのアプローチ手段で、札幌近郊の山に登っています。今回は藻岩山に登ってきましたので紹介します。
 藻岩山は言わずと知れた、札幌市のシンボルとも言える山で、登山やロープウェイ、スキーなどで多数の人が訪れる一大観光スポットとなっています。近年は新日本三大夜景に選ばれるなど、夜景の美しさでも有名です。

スタートは円山公園駅から

 さて、藻岩山に登るルートは全部で5つあり、それぞれ変化に富んだ山歩きを楽しむことができます。中でも慈恵会病院コースは都心からのアクセスの良さや深い森を歩く楽しさを味わえるため人気のコースとなっています。バスでのアプローチは「円山公園」駅から、JRバス「循環円10・11ロープウェイ線」に乗ります。バスは高校生の通学路線なので朝と夕方以外は1時間に1便くらいですが、それほど不便は感じられません。20分程度で「慈啓会前」に到着し、下車後徒歩2分で登山道入口に着きます。

登山ルートは5つ。慈恵会コースを選択

 休日だったせいもあり、駐車場は満車で、登山者は多いようですが、時間的にピークを過ぎていたようで、それほど混雑している感じではありませんでした。登山口からしばらくは眺望の利かない森の中を歩きますが、適度な傾斜でよく整備された道はとても歩きやすいです。30分ほど歩くと木々の間から札幌市街が見えるようになり、眺望への期待度が増してきます。さらに20分ほど歩くと旭山記念公園コースや北の沢コースとの分岐に当たる「馬の背」に到達します。旭山公園コースはアップダウンがあり若干距離も長いですが、山歩きを楽しめるコースになっており、登山口はJRバスの沿線上にあるので、下山ルートを変えてみるのはおすすめです。ここから最後のひと踏ん張りで15分ほどの登りを登り切ると山頂です。

開放的な山頂

 頂上は開けていて開放的な感じがします。眼下には札幌 の街がほとんどすべて一望できます。特に注目は豊平川の流れが手に取るようにわかることです。藻岩山同様、札幌市のシンボルと言える川ですが、現在も札幌市の水道水源の98%が豊平川が占めているそうです(災害時のことを考え水源の分散を進めているそうですが)。豊かな川の流れとともに街が発展してきたことを再認識することができました。また、札幌岳、空沼岳、恵庭岳など定山渓〜支笏湖方面の山々が一望できるのも嬉しいですね。


 ロープウェイ(ケーブルカー)でも登れるため、山頂は一般の観光客のほうが多い感じですが、軽食や冷たい飲み物も販売されていて、他の山にはない観光地ならではの楽しみ方ができるのも楽しいです。ソフトクリームにも惹かれますが、この日は結構暑かったので、マウンテンデューを選択。キンキンに冷えた炭酸でのどを潤し、去り行く夏を惜しんだ一日でした。


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