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わたしの好きな詩「草の実」高階杞一

散歩に行くと
犬は草の実をいっぱいつけて
帰ってきます
草むらを走り回るので
草の実は遠い草むらから
我が家に来ます
こんにちは
とも言わず
我が家の庭で暮らします
春になり芽を出して
どんどん大きく育っていきます

<詩集 いつか別れの日のために 高階杞一より「草の実」の一部分を抜粋>
 


高階 杞一作「草の実」の全文は、<詩集 いつか別れの日のために 高階杞一(澪標)>に収録されています。
この詩集は死生観、人生観のようなものを描いた作品が多く収録されています。それは、タイトルやあとがきからも察することができます。

「草の実」も人と犬の一生のようなものを比喩しているように思えます。

それとは別に、日常の中で、飼い犬や庭を見ながらふと思い浮かんだ詩のようにも感じられて、
私はこの詩を読むと『明るく暖かな日差しの中、若草繁る庭で子犬がころころとはねまわるような光景(風景)』が思い浮かびます。

私が描いたイラストの<「草の匂い」*スヌーの森#1*」>は、この詩を読んで描いた作品ではありませんが、この詩のイメージに似合うのではないだろうか?と思ったことから、タイトルも「草の実」という言葉からイメージしてつけて投稿しました。

この詩に(勝手に)挿絵をつけるとしたら、このイラストが似合うのではないかと思って。

スヌーは犬ではありませんが、この詩から思い浮かんだイメージが、このイラストのようなイメージでした。

「草の実」は高階先生のHPの中でも紹介されていました。名前で検索するとヒットすると思います。

<© 2022 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

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