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「ハリーとトント」 *記憶をたどる映画感想文*
「何か映画を紹介して」と言われたら、まず定番で「ハリーとトント」という作品を紹介する。
この作品は、昔、眠れない時にテレビの深夜放送でたまたま視聴した。
事前情報なしで見始めたので、最後まで見るかどうかかわらなかった。しかし、なんとなく見始めたのに、結局最後まで見てしまったというのを覚えている。そして、その後もずっと印象に残る作品となった。
当時既に古い作品だったので知らなかったのだが、後に調べたらアカデミー賞受賞作品だった。
主人公ハリーは妻に先立たれた老人男性。独り暮らしをしていた部屋を出なくてはならなくなり、飼い猫のトントを連れて、息子と娘に会いに行く。というところから始まる老人と猫のロードムービー。
派手なアクションも、大げさな演出もなく、淡々としているところが印象的だった。
とにかく、「淡々と」というのがポイントだった。
その後この作品はずっと印象に残っていて、私がどんな映画を紹介するかということを見られている時には必ず紹介するようにしている。
私はこういう作品に感動するタイプです。という意味もこめて。
老人と猫のロードムービー、淡々とした演出だけれど感動する名作。
それが、映画「ハリーとトント」。
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※おことわり※
「記憶をたどる映画感想文」は、私の記憶におけるものなので、情報は正確ではなく、その時感じたこと、今振り返って思う事などを書いてみるという試みです。
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補足:ずっと下書きに眠っていた記事です。あれこれ模索していた時に書いたものです。