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又吉直樹さんの「読書」の概念に思う
誰かの何かのインタビュー記事、トーク番組の中でちらっと言ったこと等で、はっとさせられることや、なるほどと感心したり、参考になることを知ったりすることがあります。
今回はそんな中から先日見た動画をひとつをご紹介したいと思います。
有隣堂しか知らない世界というyoutubeチャンネルで、又吉直樹さんがゲストの動画があります。
この動画の中で、又吉さんが自身の読書の楽しみ方を語っています。
「紙の本が消滅することはないと思う。俺みたいな人がいっぱいいるから」
又吉さんの語った、こういう楽しみ方をしている人がいっぱいいるから紙の本はなくならないと思うという楽しみ方は、自分にとっては初めて聞く発想でした。
私だったら、読みやすさとか、電源なしでも読めるという利便性や、紙をめくる感じが好きとか、装丁が好きで飾っておきたいくらいの発想しかなかったと思います。
更に、
「本を買う前から読書が始まっている」
「書店に行って買うことも読書に含まれている」
という又吉さんの読書の概念に、好きなことへのアプローチの仕方ってこういうことなのかも、と、読書以外のことについても通じるような気がしたお話で、新たな発見と学びにもなりました。
紙の本が好きな人にも、そうでもない人にも楽しめるお話かと思うのでお勧めです。
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