#読書感想文 ペンギンの憂鬱
海外文学のススメときいて思い浮かべるのは、「ペンギンの憂鬱」。
図書館で、かわいらしい装丁に惹かれて手に取った一冊だった。
作品を読んだ当時の感想は・・・
最初からしばらくは鬱々とした内容が続き、中盤から物語の動きがでてきて、それからは惹き込まれ、どうなるのかどうなるのか・・・と読み進み、最後の一行で、オチがついた。本当に最後の一行を読んでやっと面白い作品になった。というものだ。
正直内容はざっくりとしか覚えていない。鬱々とした内容というのは、通勤電車の中で読んでいて、憂鬱な気分になり辛くなって、本を閉じたのは覚えている。途中だけど、リタイアしようか迷ったほど。
一旦休憩期間をおいてから、結局再度続きを読み始めて、我慢して中盤の話が動き始めるところまで読み進めて読了。途中でリタイアしなくてよかった。まさか途中から、ハラハラドキドキしながら、どんどん読み進めたくなるとは思いもしなかった。そして、最後の一行で「!」という、驚きというか発見があった。
この作品は、最後の一行のためにある。そう思ったのだ。
そのような作品に出会った驚き、新鮮さがあった。
もしざっくりと、どんな本か?と訊かれたら、
まず装丁のかわいらしさとは印象の異なる内容であること。
そして、最後の一行にたどりつくまではこの作品の良さはわからない。
とお伝えするだろう。
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#海外文学のススメというお題を見て 、他にも同じ作品の感想文を書いている方を探してみた。詳しく内容が書かれている記事があったので、あらすじなど詳細を知りたい方は、こちらの記事2つをお勧めします。
柳瀬さんの記事で、続編があることを知りました。
ペンギンの憂鬱はラスト一行でおわっているところがよかったので、続編はなくてもいいかな、とも思いつつ、あると知ってしまえば気になるところ。
続編の簡単なネタバレを紹介されていたのはありがたかったです。
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