うつ病について科学的にわかってきたこと
こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。このnoteでは障がい者雇用の現場に15年いる経験から書いています。為になったと思ったら、スキ、フォロー、コメントくださると励みになります。よろしくお願いいたします。今回はうつ病について科学的にわかっていることについて書いていきたいと思います。
1.科学的にわかってきたこと
私自身、最近までしらなかったのですがうつ病は脳の炎症によっておきていて、その脳の炎症を引き起こすウィルスの遺伝子もわかってきました。リンクはこちら(脳深部の炎症を引き起こすうつ病関連遺伝子PCSK5を発見―マウスの実験で確認―日本医療研究開発機構(AMED))。炎症を起こすウィルスがあって、それを防衛するためのサイトカインが発生していて、神経炎症がおきというシステムです。
2.脳の炎症を取る方法
基本的には3つです。①発酵食品、乳酸菌、食物繊維を摂取し腸をいたわる。②環境を整備する。強い光を浴びない。自律神経を整える。③1日8時間の睡眠。週3日程度の30ほどの有酸素運動。この3つです。サイトカインストームを抑える薬というのは出始めていますが、うつ病のためのサイトカインを抑える薬はまだありません。
3.根拠
発酵食品が良い理由はLHジペプチドが鬱を抑制することが研究で分かっています。(脳内炎症を抑制し、うつ様行動を改善するペプチドを発見 神戸大学)LHジペプチドは納豆、酒粕、青カビチーズ等の発酵食品に多く含まれています。うつで不足するといわれるセロトニンは腸で腸内細菌があって作られます。腸内環境には気を付けたほうが良いです。強い光は目がわるくなるだけでなく、体内時計を狂わせることもわかっています。強い光は自律神経が整わなくなるので、副交感神経が優位になるリラックスした環境を整備することは重要です。睡眠が重要です。睡眠は脳の休息と身体の休息をとれる最適な方法です。眠れない方がおおいのでよく寝たほうが良いです。有酸素運動はセロトニンを分泌が促進されることが分かっています。
4.サイトカインストームを抑える薬は急ピッチでできている
COVID-19はサイトカインストームで肺炎が悪化すると思われており、それを抑える薬が認可されつつあります。またサイトカインストームを抑える薬は世界各地で開発が加速しています。
結論
食べ過ぎない食事、8時間睡眠、ほどよい運動が結局健康に一番良い。うつ病の原因はウイルスによる慢性炎症。それを抑制する物質もわかっている。世界的にサイトカインストームを抑える薬が開発されていっている。根本治療されるのはもう少し時間がかかりそう。
おまけ:常識は変わる
精神医学の世界でいわれてきたこととか、こういう性格だとうつ病になりやすいであったり、こういうことをするとうつ病が改善しやすいといわれていたことは何だったんだろう。なんの研究からこういう薬は効くとかいわれていたんだろう。けどそれでよくなってる人も多いからほんと常識は変わっていきます。