プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括
プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括を読んだ。
シンエヴァがどうやって、どういう狙いで創られたか?等々が記録されている本だった。
内容としては、例えばセオリーである絵コンテを最初に描かない事であえて不確実性を担保し、様々なカメラアングル、ストーリーなどを模索しながら創っている。最終的に決めるのは庵野だが、それらにアンケートを取ったり、インターネット上の考察等(間違っていても)参考にし創られている。
理由としては一人で全部決めてしまうと、自分から出る以上のものが創れない事を危惧してのことらしい。※ちなみに宮崎駿は真逆で純度を担保した方が面白いとの事。
特に面白かったのは、ここでストーリーを創る時に様々な世界線を創って、一番面白くなるものを最終的に採用しているという所。
エヴァファンやクリエイターにおすすめの一冊。