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山語#19 UKダンス音楽の源流を辿る(ブレイクビーツの系譜編)

Podcast「山語」19回目、配信致しました!

今回も引き続き「UKダンス音楽の源流を辿る」をテーマとして、ダンスミュージックの変遷や派生ジャンルなどを掘り下げていきます。

ハウスミュージック、ガラージミュージックと続き、今回はブレイクビーツの系譜を辿ります。

今回も曲だけを並べて聴くことができるようにプレイリストも作成していますので是非ご活用下さい。ジャンルごとに分けて、基本的にはリリース年の時系列順に並べていますのでトーク部分や本記事の編集後記を見て参照していただくと選曲の意図や流れが分かりやすいかと思います。

この記事内でも、こちらよりトーク部分は試聴可能ですので是非。番組も是非フォローしていただけると嬉しいです!

●山語#19 プレビュー


●プレイリスト

曲だけを並べて聴きたい方はこちらをどうぞ

Spotify


Apple Music


山語#19 編集後記

今回もUKダンス音楽の源流を辿る特集です。

ブレイクビーツの系譜として、ブレイクビーツの発祥から始まり、UKヒップホップ、ブリットコア、トリップホップ(アブストラクト・ヒップホップ)、ジャングル、ドラムンベースやドリルンベースという感じにまとめてみました。

僕は特にドラムンベースが好きなのですが、改めて今回選曲した曲を並べて聴いてみるとトリップホップやアブストラクトな雰囲気というのも好きだったのだなと改めて思いました。(いや、それだけでなくてブリットコアと呼ばれているようなアーティストや楽曲も好きだなと思いましたので、今回触れた内容はほとんど好きだったのだなという感じですが笑)

こういう好みを形成した要因としては今回ドラムンベースの選曲の中で触れているSUGIZOさんの「TRUTH?」という1stソロアルバムの影響が大きかったのだと思います。

このアルバムは今聴き返してみても本当に名盤だと思います。今回辿ってみた楽曲やアーティストと並べて聴いても地続きな流れとして聴く事ができるのではないかなと思います。そういえばソロアルバムがリリースされた頃のライブイベントのタイトルはABSTRACT DAYだったかと思います。

また、作品の中で聴く事ができるミックカーンさんのベースは世界で一番かっこいいベース演奏の一つだと、今でも思っています。

よろしければ是非、アルバム全体でも聴いてみて下さいね。


●今回の選曲リスト

今回もSpotifyやApple Musicのプレイリストを公開していますので、アーティスト名と楽曲名も含めて全て掲載しようと思います。是非、ご参照下さい。

★ブレイクビーツの発祥
・The Winstons - "Amen, Brother" (1969)
・James Brown - "Funky President" (1974)
・The Honey Drippers - "Impeach The President" (1973)
・Incredible Bongo Band - "Apache" (1973)
・Incredible Bongo Band - "Apache (Grandmaster Flash Mix)" (1974?)
・Busta Rhymes - "What The F**k You Want" (1998)

★初期UKヒップホップ、ブリットコア
・Bo Kool - "(Money) No Love" (1980)
・London Posse - "Money Mad" (1988)
・Hijack - "Hold No Hostage" (1989)

★トリップホップ、アブストラクトヒップホップ
・Massive Attack - "Blue Lines" (1991)
・Portishead - "Strangers" (1994)
・Tricky - "Aftermath" (1995)
・DJ Shadow - "In/Flux" (1996)

★ジャングル
・Lennie De Ice - "We Are I.E." (1991)
・The Prodigy - "Ruff In the Jungle Bizness" (1992)
・M-Beat - "Incredible" (1994)
・H Jungle with T - "Wow War Tonight" (1995)
・Randall & Andy C - "Sound Control" (1993)

★ドラムンベース、ドリルンベース
・Goldie - "Timeless" (1995)
・Squarepusher - "North Circular" (1996)
・Grooverider - "Secrets" (1997)
・SUGIZO - "Lucifer" (1997)
・The Lamb - "The Little Things" (1999)
・Roni Size - "Centre of the Storm (feat. Zack De La Rocha)" (2000)
・Aphex Twin - "Vordhosbn" (2001)

以上、25曲となります。

ドラムンベース系のサブジャンルや派生ジャンルは大量にあってまとめきれないので、今回は割愛させていただいています。


●サンプリングソースが知りたい時は

配信内でお話ししていますが、楽曲のサンプリングソースが気になるという方は是非WhoSampledというデータベースサイトをご活用下さい。「何分何秒のところでこのアーティストのこの曲の何分何秒のところが使われています」という感じに表示されるので、すごく見やすい仕様のサイトとなっています。

https://www.whosampled.com/


他には僕は選曲の情報源としてよくDiscogsというデータベースサイトも参照していますので、そちらも一応下記にリンクを掲載させていただきますね。いつもジャンルの分類やリリース年、レーベルなども参考にしています。

検索結果の「Year」のところを新しい順や古い順にしてみたり、ジャンルの下に掲載されている「Style」の項目でサブジャンルを確認したり。色々な場面で情報収集のお世話になっているサイトです。

https://www.discogs.com/ja/


●次回はテクノ編を特集予定

UKダンス音楽の源流を辿る特集は今回までにしようと思っていたのですが、辿っていく内にテクノミュージックのお話が結構出てきていたので、これはテクノもやらねばなと思いました。

どこまでUKダンス音楽と結びつくのかは正直まだ今のところ分からないのですが、あまり結びつきにくければUKダンス音楽からは離れて単なるテクノミュージックの歴史と変遷という感じでまとめられればなと考えています。

それを終えると後は今の形式で配信をできるのがおそらく残り1か月程になりますので、今回のドラムンベースのように僕が昔から好きなジャンルだったり影響を受けてきたジャンルだったり、ジャンルを問わず好きな音楽を凝縮してプレイリストを作成してそれをご紹介してみたり、という感じで配信してみようかな。なんて思っています。

その後、6月以降は不定期にはなりますがトーク中心の構成にせざるを得ないということもありますので、ゲストをお招きしながら色んなお話をしてみたりしようかなと考えています。

トーク中心であればSpotify以外でも大丈夫ですし、色んな方が聴きやすい形にしていければなという感じですね。

是非、次回以降もお楽しみいただけると嬉しいです。
では、また来週!


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