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”アンチエイジング”をキーワードに、世の中を変えうるUniqueな価値を提供することで、さまざまな社会課題に向き合い、いつでも、いつまでも輝ける持続可能な社会の実現に貢献する サステナブルの輪 Vol.023 プレミアアンチエイジング

皆さまこんにちは。ヤマト運輸公式note編集部です。

ヤマト運輸公式noteがお届けしている「サステナブルの輪」では、ヤマトグループとともにサステナビリティへの取り組みを推進しているパートナーさまに、サステナビリティに関する活動や想い、狙いについて語っていただいています。

今回は、アンチエイジングカンパニーとして、化粧品を中心に健康食品やリカバリーウェアの企画・製造・販売を展開する、プレミアアンチエイジングさまのサステナビリティへの取り組みをご紹介します。

プレミアアンチエイジングは、2009年にアンチエイジングの力ですべての人を年齢から解き放ち、誰もがいつまでも輝ける未来の実現を目指し、エイジングケアの化粧品事業からスタート。
翌年、エイジングケア基幹ブランド「DUO(デュオ)」の「ザ クレンジングバーム」の通信販売を開始し、現在はスキンケア、ヘアケア、インナーケア、リカバリーケアなどの複数のブランドを展開しています。

創業時より注力してきている通信販売に加え、全国のバラエティストアを皮切りに小売店や百貨店などに販路を拡大し、卸売販売や海外展開など複数のチャネルで販売しています。

今回、コーポレートコミュニケーション本部長の上原祐香さま、コーポレートコミュニケーション部長の宮森牧子さま、コミュニケーション&カルチャー推進チーム マネージャーの坂下明日香さま、ブランドマネジメント本部Hair Care & Functional Foodチーム マネージャーの伊藤友加里さまにお話を伺いました。

Uniqueな価値でサステナブルな社会を実現する

私たちは、「Forever vivid人の時間(とき)を、解き放つ。Untether time.」という企業理念を掲げ、アンチエイジングを軸とした事業を展開しています。Uniqueな感性と思考によって生み出した商品やサービスの提供を通じて、すべての人を年齢という概念から解き放つ、新しい価値を創出していこうというものです。

もともと当社は、人生100年時代と言われる中で、社長の松浦が「年齢にとらわれずに生きること、年齢に縛られない考えをもつことが大事だ」と考えたことに始まります。

当社の出発点となった基幹ブランド「DUO(デュオ)」の「クレンジングバーム」は、クレンジングの際に使うものですが、当時主流であったクレンジングオイルでは、メイクが落ちすぎてしまい肌を痛めてしまうという悩みをもった方が多くいました。
メイクもしっかり落とせて、同時に保温もできるクレンジングを作ろうと生まれたのが「DUO(デュオ)」の「クレンジングバーム」です。その後、スキンケア事業からヘアケア、インナーケア、そしてリカバリー事業へと拡大していきました。

事業が拡大していく中で、あらためて当社の存在意義や長期的に目指す姿を見直し、2023年9月に新たなコーポレート・アイデンティティ(CI)を策定しました。

「人の時間(とき)を解き放つ。」という理念はそのままに、一人ひとりが輝き、より一層持続可能な社会を実現したいという想いを込めて、「Forever vivid」を新たなスローガンとして掲げました。2022年8月にサステナビリティ推進委員会を設置し、翌4月にサステナビリティの基本方針とマテリアリティを特定し、新CIと共にマテリアリティ毎の目標を公表しました。

サステナビリティ基本方針では、「Uniqueな人生を実現する」ことをスローガンに掲げています。「人生100年時代を迎えた世界で、年齢や性別に対する先入観から解放され、自分に自信を持つ”アンチエイジング”という価値観のもと、一人ひとりが好奇心を持って新たなことにチャレンジできる世界を目指す」ことを謳っています。

当社では「Uniqueな価値の提供」にこだわっています。私たちはアンメットニーズと呼んでいますが、世の中の人々の悩みやまだ満たされていない欲求やニーズを掘り起こし、当社にしかできない唯一無二な価値を提供していこうというものです。その価値観が一人ひとりの「Uniqueな人生を実現する」というスローガンにもつながっています。

サステナビリティの最重要課題としては、2つのテーマを掲げています。1つが「アンチエイジングがもたらす豊かさの追求」です。ここでは4つのマテリアリティを設定しています。「地球環境保全への貢献」「ともに育ち、育てあう組織文化の追求」「ウェルビーイングの向上」「Uniqueな価値の提供」の4つです。2つ目のテーマが「成長を支える企業基盤」です。マテリアリティとして「ガバナンスの強化」を設定し、コーポレート・ガバナンス体制の充実やコンプライアンス・リスクマネジメントを徹底し、企業としての持続的な成長を目指しています。

全社員に向けたアンチエイジングの浸透への取り組み

当社ならではの取り組みとして、まず「Uniqueな価値の提供」に関わる取り組みを紹介させていただきます。社会にアンチエイジングを広めていくためには、まず私たち社員自らが美容や健康などアンチエイジングへの理解を深め、体現者となることが大切だと考え、アンチエイジングに関する資格保有者数の増加に取り組んでいます。

例えば、私たちがお客様にお届けするアンチエイジング商品がどういうものなのか、それを知っているかどうかで大きく異なります。当社では営業部門の若手社員からシステム部門の社員まで、また男女かかわらず、日本化粧品検定の資格取得者は多く、我々4人も取得しております。また、伊藤はヘアケアのエキスパートである毛髪診断士・毛髪技能士という資格も取得しています。

当社には資格支援制度があり、社内研修をはじめ、受講費や受験料のサポート、合格した資格のランクによっては奨励金なども支援しています。当初、2027年までの新規取得資格数の目標として、延べ30個を掲げていましたが、すでに2024年7月に達成し、現在の2027年までの新規取得資格数の達成目標は延べ75個に変更しています。
※数字は資格保有者の人数ではなく、一人の社員が複数の資格を有する場合もありますので、延べの数字になります。

スキンケアやヘアケアの分野、あるいは健康食品の分野、アンチエイジングに関する資格は非常に多岐にわたりますので、社員全員が何らかのアンチエイジングに関する資格を取得し、当社ならではのUniqueな価値の提供につなげていこうと考えています。

冒頭にお話しさせていただいた新CIの社内浸透のために、有志の社員で結成された、Purpose/Promises浸透プロジェクトがあります。このプロジェクトでは、制定の背景や、それぞれの言葉に込めた想いなどをカルチャーブックとして制作したほか、社内のさまざまなイベントや活動を通して、パーパスやプロミスの社内浸透を図っています。

また、さまざまな部門からの取り組みを紹介する全社配信があります。毎週月曜日の朝10時半から30分程、社内向けにオンライン配信を行っています。各種制度についての紹介、新ブランドや商品リリースの裏側を担当者が話すこともあれば、マテリアリティについての理解を深める話など様々なテーマを配信しており、すでに配信回数は100回を超えています。

2024年5月からは、社員自らが実践しているアンチエイジングの取り組みをリレー形式で紹介するコーナーを始めました。別の機会で、社員の美容や健康のための取り組みを共有しあったことがあったのですが、当社に務める社員だけあって、その取り組みは実に様々Uniqueで、それなら社員たちの身近なアンチエイジングの取り組みを紹介し、全社員が共有していこうと、朝配信を使ってスタートさせました。

環境に配慮した商品づくりへの取り組み

「地球環境保全への貢献」に関わる容器や包装などの取り組みについても、いくつか紹介させていただきます。

当社に「clayence(クレイエンス)」というヘアケアブランドがあります。古くから美容に用いられてきたクレイ(泥)とサイエンスを掛け合わせ髪と地肌の悩みから解放し美しさを育むことを目指し生まれたブランドです。

髪は人の印象を左右する重要な要素のひとつです。髪がきれいだと後ろ姿も若々しくみえるもの。年齢を重ねても健康で美しい髪を保ち、いつまでもご自身が希望するヘアスタイルを楽しんでほしいという思いから生まれたブランドです。

白髪や薄毛、抜け毛など、髪悩みは年齢を重ねてから出てくるものと思われがちですが、実は、悩みを抱える方は若年層でも増えてきています。そんな髪悩みを根本解決できるよう、カラーケアとスカルプケアの2つのシリーズがあります。

白髪を染める際にどうしても髪を痛めてしまう、そこをサポートできないかということで生まれたのがカラートリートメントをはじめとする「カラーケアシリーズ」です。市場で見られるカラートリートメントはチューブタイプの容器を採用している商品が多いのですが、使用中にチューブ自体や保管場所が汚れてしまう、最後まで出しきれないなどの欠点があります。クレイエンスは、面倒でネガティブに思いがちなケアを手軽に楽しみながら行っていただきたいという思いから、片手でも簡単に使えるポンプ型のカラートリートメントの開発に着手しました。

カラートリートメントの剤型の特性上、通常のポンプでは中身を最後まで使い切ることができず、試行錯誤する中で、最後の一滴まで使い切れる内袋収縮ポンプの採用に至りました。それであれば宅急便コンパクト対応にしようと、平べったく独自に開発した形状なんですが、開発の過程では、本当に最後の1滴まで使い切れているのかどうかを何度もテストし、使い切りを確認するためレントゲン撮影までしました。

「CANADEL(カナデル)」というブランドでは、レフィル(詰め替え)容器を採用しています。丸型の容器になっていまして、蓋と中身の入った容器が上下別々になっています。使い切った際には、下の容器だけ新しく交換できる仕組みになっています。容器には多くのプラスチックが使われるため、レフィル容器によって、約70%のプラスチック削減を可能にしています。毎回上下セットで替えた場合と比較して、1個あたり0.23㎏のCO₂削減にもなり、気候変動対策への貢献につながっています。

その他、「クレンジングバーム」では、内蓋を廃止し(一部商品を除く)、プラスチックの使用量や廃棄物の削減に貢献しており、内蓋を廃止しても製品の安全性が担保できるよう、気密性を高めた容器に改良しています。

包装での取り組みとしては、紙パッケージを使用する全ブランドと配送箱でFSC認証紙を使用しています。配送においても、通信販売でご注文いただいた商品は、宅急便コンパクトやポスト投函ができる形状でお届けしています。宅急便コンパクトは余計な梱包資材を使うことなく、また一度にたくさんの量を配送できるメリットがあります。また、ポスト投函できる形状であれば、自宅のポストにお届けするため、不在時でも荷物を受け取れ、再配達が削減できます。

これにより、配送時のCO₂排出量の削減に貢献しています。また毎月配送するのではなく、まとめて3ヶ月分を配送することで、配送頻度を減らす取り組みも行っています。

今後の取り組みとしては、当然、商品づくりに関しては引き続きいろいろな工夫をしながら、サステナブルな商品を開発していきたいと思っています。サステナビリティへの取り組みに関しては、環境だけではなく、社会・ガバナンスの分野においてもしっかり推進していきたいと考えています。

サステナビリティへの取り組みは、社員一人ひとりがいかにUniqueな発想を持って考え続けられるかが大事だと思っていますので、今後、美容に限らず、健康、医療、食事、ライフスタイルなどアンチエイジングにつながるカテゴリーにおいて、Uniqueな感性と思考によって生み出した商品やサービスを提供することで、アンチエイジングのリーディングカンパニーとして持続可能な社会の実現を目指していきます。


今回は、プレミアアンチエイジングさまのサステナビリティへの取り組みをご紹介させていただきました。
次回からも引き続き、パートナーさまのサステナビリティへの取り組みをご紹介し、「サステナブルの輪」を広げていきたいと思います。

次回の配信もお楽しみに。

編集・著作:ヤマト運輸株式会社

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