【今年の『土用丑の日』は7/24(水)です!】
大晦日には年越しそばを食べ、バレンタインデーにはチョコをプレゼント❤️、その他、恵方巻きにホワイトデー、クリスマスにはケーキとチキン…。その根拠や由来はともかく、時期のイベントには乗ってみるのも買物の楽しみでもある。
長年お客さんをあの手この手で店に引き込み、ついでに他のモノも買わせてガッポリ稼ぐ。儲けたお金で商店の家族はもっと美味しいものを食べたものだ (笑)今は昔。
魚屋のせがれだった私は、真夏の「土用丑の日」は特に血が騒いだものだった。朝から店先に炭火の焼き台を仕立て、そこでウナギを焼いて売る。子供が焼いていることで同情を誘い、ライバル店より売り上げを稼ごうとした親の作戦は毎年大当たり。
👤「おばちゃん、ウナギ買ってよ!これを売らなきゃ僕怒られるんだ🙏🏻」体のいい『泣き売(なきばい)』である。→商売の基本w
冷凍された調理済みの「蒲焼き」、炭火で焼く意味はない。解凍するだけで食べられるのだから、煙を出して匂いで誘うだけのフェイクである(今さらながらゴメンナサイ🙏🏻)
☝️今年の「丑の日」は7/24(水)である。ウナギ専門店は書き入れ時だ。「別にその日に食べなくてもいいのに…」なんて野暮なことを言っちゃいけない。イベントごとは「当日」にこだわらなきゃ!
それにしてもウナギは高くなりましたね(^^;
国産モノで1串2,000円もする蒲焼き、家族分なら結構な値段になる。
方や中国産などの輸入モノ、こちらは国産の半額近いモノもある。好きな方は分かるのだろうが、少なくとも私にはその区別がつかない (笑)。なんならウナギのタレだけでも丼めしが食える。
最近は「鰻の成瀬」や「宇奈とと」の様に、格安で上質なウナギを食べさせる外食店が急成長している。2022年秋創業の「成瀬」の店舗数は、今年5月時点で154店舗、なんと直近2ヶ月で50店もオープンしている(@_@)
高級品になってしまった個人の寿司屋に対抗してできた「回転寿司」、飛び込みで入るには敷居が高かった床屋への不満を解消した「クイックバーバー」、どれも業界をひっくり返してしまったのは事実である。
昨今、個人の寿司屋・焼肉屋などがどんどん閉店(倒産)しているニュースをよく見る。鰻屋にもその流れが来たのかもしれない。閉店した焼肉屋の後に「うなぎ屋」が入る例も多い。高くて食べられなくなったウナギに目をつけたセンスがいい。お客さんは一気に飛びついた、回転寿司の様に。
👥クリスマスチキンはいつものスーパーじゃなくてKFCにしたい!にならって、「丑の日」の蒲焼きはは「最近できた鰻の専門店にしよう!」となれば、各地の魚市場の夏は、ゾッとするほど涼しくなる。ウナギの稚魚でひと儲け企んだ商社も他人事ではなくなる。
いいぞ、それでいい。そもそもウナギは庶民のご馳走なんだから。
☝️まあ難しいことは置いといて、梅雨明けの猛暑の中、ビタミン豊富なウナギを食べて、暑い夏を乗り切ろうではありませんか!
#丑の日の由来は平賀源内の思いつき
#鰻を食べた次の日は父さん母さん仲がいい