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【倒産社長の日々雑感~日陰から見た風景】

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倒産・破産を経験した私が、世の中を斜めから見た「ホンネ」を綴ります!
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2024年5月の記事一覧

【インバウン丼と呼ばないで!】

円安による外国人観光客の増加で、日本全国の観光地で、レストラン等の値段も「世界基準」となり、ラーメン一杯2,000円、握り寿司5貫セットで3,000円、人気の神戸牛の価格は天井知らずと、日本人では手の出ないほど高価格になっている。(それでも外国人観光客は安い!と) 【高価格の海鮮丼=インバウン丼】と称して、東京豊洲の飲食店ではこの写真のメニューは「特選和牛と雲丹のプレミアム丼」が8,500円也。 これを高いと思うか?は味との兼ね合いもあるが、素直に「ボッタクリじゃね?」と

【現代用語の基礎知識〜インプレゾンビ】

テレビを観ていたらまた知らない言葉が出てきた。 『インプレゾンビ』なる言葉だ。 SNS上でみんなの興味を引くように情報を発信して表示回数(インプレッション)を伸ばし、影響力や収益を稼ごうとするアカウントのことらしい。 表現の自由や言論の自由があるため、無闇に規制できないことを尻目にどんどん増えている。 「バズってナンボ」「ウケたモン勝ち」「無名より悪名」 と、 消えたと思えばまたゾンビの様に出てくる。 先の選挙でも「インプレゾンビ」が立候補し(or 候補者がインプレゾン

【人の口に戸は立てられない】

『S.C (セキュリティクリアランス)制度』成立に向けて、すったもんだしている国会だが、「秘密を漏らすのは官僚や公務員ではなく、国会議員の方だ」と評論家が話しているのを聞いた。先生方は口が軽いそうだ。 ☝️我々一般人の社会でも、「誰にも言うなよ!」と言ったことは、残念ながらほぼ間違いなく漏れるものである (笑)。 「お前、口が軽いか?」と友人に聞いたとて、 👤『俺は自慢じゃないけど口だけは固いんだ!知ってるだろ?』 と答えが返ってくるのは目に見えている。→そして奴は必ず

【3年で4回も値上げしたCoCo壱の売上が落ちない理由】

みんな大好き「ココイチのカレー」。物価や人件費の高騰で、他の外食チェーンと同様値上げもやむなし、ここ3年で4回の値上げを繰り返してきた。 しかしそこは根強いファンを多く持つココイチのこと、この急ピッチな値上げにも関わらず、売上げを順調に伸ばしているというこのニュース。 値上げしたらお客さんが他のライバル店に流れてしまう…と、二の足を踏んでいる企業にしてみれば羨ましい限りだろう。事実、値上げをすれば客足は当然遠のく(または回数が減る)ものだ。 ☝️ではなぜココイチは値上げ

【マナーのさじ加減】

スーパーで買い物を終えてカゴを返す時、写真のように ①取っ手が立ったまま戻したり、 ②水平でなく斜めに重ねているのを見て、 「マナーが悪い!」と店員が言ったことに対して、 👤いやいや、どうせ「取っ手」を持つんだから、持ちやすくて良いじゃない? 👥斜めに置いてくれた方が取り出しやすいから良いじゃん! とお客さんが反論したという。 スーパーの元経営者からすれば、次に使うお客さんが便利な方が良いのであって、右側の取っ手は上にあっても良いし、カゴ置き場の上部はお客さんに向かって

【街のお寿司屋さんがピンチ!】

先日「ラーメン店の四重苦」と題して、コスト高や価格1,000円の壁などの影響で、閉店を余儀なくされるラーメン店の窮状を投稿した。 と、間髪入れず今度は「街の寿司屋」が経営継続に苦慮しているとの記事を見つけた。順調な店でも、後継者不足で看板を下す現状もあるなど、日本の国民食「寿司」界隈が少し騒がしい。 昔から寿司は庶民のご馳走だった。お祝いごとやお祭りの際、みんなで巻き寿司や握り寿司を囲んで楽しい時間を過ごしたものだ。 お父さんが宴会に出掛けた時も、必ずお土産に「寿司折り

【ラーメン店の四重苦(><)】

みんな大好きラーメン屋!物価高騰の中にあって、コスパ良くお腹を満たしてくれるラーメン。またお酒を飲んだ後、「締めのラーメン」という禁断の流れに、自堕落な自分を抑えきれないのは私だけではないはずだ(^^; 国民食と言えるラーメンも、やはり専門店で食べると味は違う。家系・二郎系インスパイア等、それぞれのご贔屓の味があると思う。 店によって流儀があり、その食べ方や注文の仕方にも独特なものがある。「お客さん、分かってるよね?」と鋭い視線が飛んできたり、はたまた従業員と一切顔を合わ

【エンタメウィークエンド】

私が住む山梨県の県庁所在地「甲府市」、繁華街はご多聞に漏れず、週末といえどもそれほど混雑はない。映画館もないし、本屋もない。県民は皆、賑わいと都会の雰囲気を求めて、郊外のショッピングモールへと繰り出す。よくある田舎の光景だ。 私がまだスーパーの社長時代、閑散とした甲府市中心街のアーケード商店街に誘致されて店を出したことがあった。なんとか街の力になろうと、店ばかりでなくたくさんのイベント(映画祭・お祭り)を仕掛けたものだ。 そんな中、音楽好きの私は、中心街のライブハウスに誰

【『本気』と書いて「マジ」と読ませる日本語】

日本語の「当て字文化」は世界広しといえども独特なものがある。当て字とは、漢字本来の用法を無視しているのに、より意味がピッタリはまる読み方である。 外国にもこのような読み手のセンスを試す様な物言いがあるのだろうか?日本語の様に「ルビ」を振る習慣がないので、一つの言葉の意味はそれほど多くはないはずだ。 「不如帰」と書いてホトトギス、「金糸雀」と書いてカナリアなど、美しい日本語の「当て字」の一つだろう。 ☝️美しい言語を持つ国に住む我々は、『本気』と書いて「マジ」と読むレベル

【市販飲料水の砂糖含有量(甘〜いっ!)】

まあどんだけ甘いの?って話。 この前、「ジムに行って汗をかくのは良いことだ!」と書いた。そんな話のついでにジムに限らず、コンビニやスーパーでよく見かけ、自分でも買って飲む商品について考えてみる。 ジムに行く度、スポーツドリンクを買うのも不経済だし、かといってただの水を飲むと言うのも味気ない。そんなことで自分は粉末のポカリを買って、薄めに作って水筒に入れていくパターンである。 たまにペットボトルを買って飲むと、「こんなに甘いのか?(@_@)」と驚くほどである。カルピスならそ

【私見『スポーツジムの流儀』】

健康診断で「中性脂肪が多い」と指摘されてから、体力作りも兼ねて近所のスポーツジムに通い始めてからもう25年以上経つ。いまさら筋肉隆々になる訳もなく、ひと汗かいてシャワーして帰るだけの習慣だが、記録を見たらもう2,500回を超えていた。 雨の日も風の日も、その間(会社が倒産したり)いろいろあったが、当たり前にジムに行けることは、当たり前ではないことに気付く。長く続ける秘訣は『なぜ行くのか?』を考えないことに尽きる。 ☝️さてそんな長い期間、田舎のスポーツ施設に何ヶ所か通い続

【「鋼のメンタル」になる小さな習慣20】

月刊「プレジデント」を読んでいて目に留まったこの特集。どれどれ、そんなに簡単に「鋼のメンタル」が手に入るならやってみようじゃないか!by「硝子のハート」の私w ・朝起きたら「ヤッター(^O^)/」のポーズをとる! ・鏡の中の自分にポジティブに声掛け「今日もイケてる!」 ・歯ブラシを変えてマンネリ感を打破 ・散歩する(幸せホルモンのセロトニン分泌) ・次の休みに行きたい場所を「待ち受け画面」に! ・デスクの上に好きな小物を置く(自己肯定感UP!) ・眼球を休ませる

【禁煙一周年🚭】

誠に個人的なことではありますが、昨年の今日、一念発起して「禁煙」を開始してから、めでたく丸一年が経ちました。 この間、心配した禁断症状やイライラ感、タバコを吸う夢、食欲が増進して太る、というよく言われる様な反応もなく過ごすことができました。 (およそ)20歳から40年間w、一度も「禁煙しよう」と思ったことはないし、それで体調を崩したこともない。しかし酒が飲めない家系ゆえ、会社が沈没していくまでの辛い時期には、あの煙に助けられたことも事実である。 写真(禁煙アプリ)のよう

【ジジイと小僧のせめぎ合い~世代間ギャップに対する考察】

👤若いというだけで「未熟者」「苦労知らず」と揶揄され、見事成果を上げても、「それくらいできて当たり前」と鼻で笑われる。 👤片や良かれと思って何か言っても、「老害」と呼ばれて軽く無視される。ジジイは黙って枯れていけ!との視線に、もはや口を利かない方が若い皆さんのためだと口数も減る。 世の中にはこのような「若い人 vs おじさん」の対立構造があるものだ。会社でも地域社会でも同じこと。 理想は年長者やベテラン社員が若い人の成長を温かく見守り、時に厳しく、時に任せながら経験値を