電気カミソリにしてくれ!
理容師法にて日常の整容を行う場合のみ、介護士も利用者の髭をそって良いと言う事になっております。リスクと、対策はいかがなものでしょうか。
1.介護士は殆ど素人
ハサミを使いなれている器用と思われる美容師ですら、髭剃りが出来ないのであります。※顔剃りはメイクで必要な際に扱えるようです。
それが、他人の髭や顔を剃る事に関して素人の介護士に、T字カミソリを使わせる事はリスクがあるようにしか思えません。
介護事業所で、介護士向けに髭剃りの講習会を開いている事などは聞いた事がありませんし、介護福祉士、介護初任者研修、昔のホームヘルパー2級もそんな講習や実習はありません。
現に、私も利用者にカミソリ負けをさせて、血を出させてしまった事もあります。こういった事で事故報告書を記入したり、利用者やご家族に負い目を感じるきっかけとなります。
2.整容の介助なのでやらない訳にはいかない
しかし、整容とは日常生活上の行為なので、介助者としてはやらざるを得なません。冒頭でお伝えしたように介護士はT字カミソリを含め扱っても良い事にもなっております。
そうなるとやはり、リスク対策(回避)と講習会の実施、万一の際の免責事項の承諾が必要であると思います。
3.電気カミソリならまず安全
リスク対策(回避)としてはやはり電気カミソリによる介助の徹底だと思います。介護事業所としても置いておくべきだとお思います。
余程1枚刃の安い電気カミソリでなければ、カミソリ負けする事はありません。
中には、T字カミソリに拘りがあったりする方もおります。そういった場合は、講習会を開いたり免責事項の承諾を別途もらう事が必要ではないでしょうか。