寂しいけれど。人生最後の一大イベント
家族介護が難しくなり、介護施設を終の棲家にする人は少なくありません。
つまり、人生最後の一大イベントといっても過言ではありません。
1.しっかり選ぶ
色々悩んで、ご両親を入所させたりしているわけですが、少し検討が足りないと考えております。当然入所してみなければ、わからない事もありますが、費用だけでなく、考えなければならない事は沢山あります。
特に、介護施設のサービス提供の核となるのは介護(介助)です。極力
職員の動きも見て行かなければなりません。
施設の方針もあれば、職員によって動きにばらつきがある事も多いでしょう。それら含めて、親御さんの相性も考慮しながら施設選びをするので、並み大抵の事ではありません。
2.人生最後の大きなイベント
冒頭の通り、親御さんを入所させるという事は、通常は御本人の終の棲家となります。入所施設を転々とする人等聞いた事ありません。
親御さんにとっては、人生最後の大きなイベントとなります。
我々でこそ、住まいが変わる事は大きなイベントです。それを介護施設に入所となれば御本人にとっては尚更です。
又、ご家族の状況によっては親御さん自身の預金から工面する事でしょう。
そうなると、特に有料老人ホームに入所となれば契約金(入所金)もあり人生最後の大きな買い物とも言えるでしょう。
3.施設見学
施設探しにあたっては、行政(地域包括支援センター)や、居宅(在宅)介護支援の担当ケアマネジャーに相談しながら一生懸命な事でしょう。
それらでは事足りず、人によっては民間の介護施設紹介事業者を頼るかもしれません。
批判覚悟で申し上げますが、それらどれもが、親御さんの最後の大事なイベントや買い物としては、事足りないと考えております。
・ノルマのない行政(地域包括支援センター)
行政サービスが本当に納得いくまで、施設選びに付き合ってくれますか。帰宅時間だけでは仕事の出来不出来、質量は測れませんが退勤は何時でしょうか。
私は地域包括支援センターで遅くとも19時過ぎには退勤しておりました。通常は18時過ぎには退勤しておりました。
・居宅(在宅)介護支援事業者
同じく、営業ノルマのない居宅(在宅)介護支援のケアマネジャーが何件も施設選びを一緒に付き合ってくれますか。
しかも、居宅介護支援のケアマネジャーは入所施設のケアマネジャーへバトンタッチとなります。
そして、ノルマはないですが、40件近く利用者さんの受け持ちがある場合も多く、離れる利用者さんに対する気持ちはあれど、ことさら時間を費やすとは考えにくいです。
・民間の介護施設紹介事業者
まず第一に、介護施設からもほぼほぼ紹介料をもらっております。
利用者さんご家族からは料金は取らない事がほとんどです。母体が介護事業者ならば、ある程度、介護施設の事を理解していると思いますのでそういった事業者を選ぶべきです。
間違っても、新規参入の不動産業者などは人生最後の大きなイベントでは選ぶべきではないのは言わずもがなです。別に不動産屋や不動産業をどうのと言っているわけではありません。介護に精通している業者ではないという事です。
そして、当然営業的な要素がかなり強く、なんと言っても施設との紹介料なくては成り立たない事業者です。研修程度の本当の介護現場に立った事もない営業担当も多く、素人よりは色々知っておりますが、正直介護施設の目利きという意味では信憑性に著しく欠けます。
4.知識を付けるのみ
家族からすれば知識と言うと、介護保険制度に目がいきがちですが、介護と言った大きなくくりの知識が必要です。(勿論、介護保険制度を勉強する事は経済的な諸事情に見合った計画を自分でも立てやすくなります)
何より、入所するのは親御さんです。親御さんの事を一番心配しているのはご家族である貴方であり、その気持ちだけは誰にも変わる事はできません。
絶対に幸せにしてやるぞと言った意気込みと覚悟が一番大事なのは当然です。
もし、誰かに相談するのであれば、どこまで、現場を知っていて、家族の状況に寄り添い、助言出来るかが重要です。(勿論、私でも構いません。ご連絡ください。)
まずは、最後のイベントに向けて、親御さんの性格や気持ちと向き合う事から始めてみましょう!
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