【有料記事2.0】炎上させる際のマナー

甲本ヒロト「言いたいことは言う。その時は心を込めて言う。」
山﨑仕事人「僕もそう思います。」

どうも、センサールマンの山﨑仕事人です。

『有料記事2.0』の説明

今回の記事は過去に有料記事で書いた内容を濃度50％くらいに薄めた上で新しい要素を足しつつ引き延ばして再構築したものになります。
なおこの記事をアップするにあたって元記事の値段を少し上げています。

企画意図としては、
①過去の記事を改めて読んでもらうきっかけになる（読んだ人も読んでない人も）
②あわよくば有料記事が売れるかも（よろしくね！）
③有料記事を買ってくれている方へのちょっとした特典感（？）
あたりを狙っています。

今回は今年4月28日に書いた『炎上させる際のマナー』の有料記事からです。
とある理由で完全非公開にした記事でありました。

人を叩くのにもマナーがある

有名人の人が色々な理由でしょっちゅう炎上してますね。
炎上している有名人の是非は各事案ごとに違うので置いておいて、今回は炎上させてる側の人達のお話でございます。
もっと具体的に言えば、SNSなどで表立って対象の有名人を叩いてる人達のことです。

ただの誹謗中傷は論外ですが、ある程度の批判であれば僕は有りだと思っています。
ただ、叩くのであれば叩く側にもマナーがあると思うんです。

切り取り情報で叩くな

まずは、切り取りじゃなくちゃんと全部聞けよ、と。

炎上騒ぎがあるとネットには該当部分を切り抜いた音声や動画、またそれを文字起こししたものが溢れます。
でも大抵の場合は前後の文脈のあるなしで全然ニュアンスが変わってくるし、ましてや文字起こしだと喋ってるトーンも分かりません。
その発言の前に「これは極論かもしれないけど」と付けてたら全然意味合いが変わってくるし、発言を笑いながら言っていればあくまで冗談だと伝わったりもするでしょう。

最近だとテレビだろうがラジオだろうが大抵はアーカイブが確認できる媒体が何かしらあるんだから、探して確認すりゃあいいんですよ。
アーカイブがなくて確認のしようがないものもあるでしょうが、そんな程度の情報なら叩かない方がいいし、どうしても叩きたいならせめて「文字面でしか見てませんが～」くらいの注釈を入れるべきでしょう。

調べれば分かるものを調べないのは怠慢です。
人のことを叩きたいならそれなりの労力くらいは使いなさいよ。
もしこの点の重要性が分からないなら頭が悪すぎるので議論の余地さえありませんが。

一方的な情報で叩くな

もうひとつは、一方だけの意見を鵜呑みにするな、と。

なんだってそうですが物事にはいろんな見方・感じ方があるので、同じ出来事に遭遇した2人が全然違う証言をすることもあります。
どっちが正しいとかじゃなくてどっちも正しいことだってあるでしょう。
どちらか片方が意図的に嘘をついていることだってあるでしょう。
嘘をついているつもりはないけど勘違いをしていることだってあるでしょう。
嘘でも勘違いでもないけど情報が足りず全体像が見えないこともあるでしょう。

例えば、自転車を盗まれたAさんがその自転車に乗ってるBさんを見つけて殴りました。
Aさんは「あいつは俺の自転車を盗んだんだ！」と言い、Bさんは「あいつは俺を急に殴ってきたんだ！」と言います。
この時にAさんだけの意見を聞くと「Bさんは泥棒なのか！ひどい奴だ！」となるし、Bさんだけの意見を聞くと「Aさんは暴力的だ！ひどい奴だ！」となるわけです。

これだけでも「視点によって見え方が変わるよね」ですが、真実はもっと複雑かもしれません。

ひょっとしたらその自転車は似てただけで違う自転車だったかもしれません。
こうなるとBさんは完全にただの被害者で、Aさんは確認もせずに暴力をふるった短気な人です。

ひょっとしたらBさんが自転車を盗んだのは事実だけど実はそもそもその自転車はAさんも別の人から盗んだものかもしれません。
こうなるとBさんも悪い人ですがAさんはもっと悪い人です。

ひょっとしたらBさんは数日前に自転車を盗まれていてその盗まれた自転車をたまたま見つけたので取り返したのかもしれません。
こうなるとAさんだけが悪い人です。

ひょっとしたらAさんはただただ誰かを殴りたくてありもしない嘘をでっちあげたのかもしれません。
こうなるとAさんはサイコパスです。

ひょっとしたらAさんは誰も殴っていないしBさんは自転車に乗ったことがないかもしれません。
こうなると両者とも関わってはいけないヤバイ奴です。

とまぁ、片方だけの意見をまんま鵜呑みにするなんて危険極まりないってことです。
脊髄反射でコメントしない方がいいですよ。
叩くなら両方（もっと言えば第三者も含めて多角的）の意見を聞いてからの方がいいし、

どうしてもすぐに叩きたい場合はせめて「あくまで一方の意見ですが～」とかの注釈は必要でしょう。
片方の意見しか聞いていないけどそれでも「絶対に間違いない！！」と思うのならその根拠を提示くらいはしてほしいもんですよ。

覚悟を持って叩こうね

表立って人を叩くならそれくらいの責任は持つべきでしょうよ！って話です。
常に「自分が間違ってるかも…」っていう想像力が必要なんだと思います。

その辺を踏まえた上で叩くのならば、それはひとつの意見として認められるんじゃないでしょうか（繰り返しますが誹謗中傷はダメですよ！あくまで批判の範疇で！）。
情報が足りていないのに正義面して叩く人っていうのは、無自覚ならアホだし、自覚があるなら卑怯者なんですよ。

どうしても人を叩きたいのならば覚悟を持ちましょう。
いや、さっきから出てくる『どうしても叩きたい奴』って、そいつ何！？

☆以下、有料記事は『この記事を当時お蔵入りにした一件とそのことに関するうんぬんかんぬん』みたいな内容です。

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