神経と筋肉の繋ぎ目を良くする過ごし方によって、毛細血管及び脂肪燃焼組織が増!
早歩きを健康生活に取り入れる最大の目的は、持久的能力の向上です。長時間、動き続けられる身体作りによって、毛細血管のお掃除をしたり、筋細胞の酸素の取り込みを良くするための酸化能力(動静脈酸素較差)を強化したり、脂肪燃焼を引き受けるミトコンドリアを増やしたり、身体のサビにもなる活性酸素の除去効果が、あります。
近年、人口の高齢化の流れに加え、楽な生活、身体を動かさない生活と飽食とのリスクが、重なり、メタボリック症候群やロコモティブ症候群が、世界的に蔓延しています。
今般、循環器疾患、代謝疾患のみならず一部の癌の発症にも、明らかに身体不活動が関連し、身体活動の増加は、これらの疾患の予防に有効であることが、徐々に解明されています。
磁気共鳴分光法、近赤外分光法、超音波法などの非侵襲的手法を駆使することによって、様々な運動効果のエビデンスを筋内エネルギー代謝面から解明されています。
その中でも、3週間の非利き腕上肢固定不動化モデルは、全身の活動制限を最小限に抑えることができ、不活動肢の筋機能を特異的に低下させることのできるユニークな研究を見つけました。
このモデルを用いて運動トレーニングの効果検証を行った研究では、週2回の短時間(2 分間程度) の持久的トレーニングと筋力トレーニングの組み合わせにより、不活動により低下した筋機能が、完全に回復していました。
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様々な対象の方々にとって大切な「神経と筋肉の繋ぎ目を刺激する」運動理論(神経筋制御論)に沿った専用エクササイズマシン等のハードウエアーの開…
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