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芝居について

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俳優であり歌手である山野靖博が、芝居について考えて書いた記事をまとめてあるマガジンです。
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#芝居

「天保十二年のシェイクスピア」の、もうひとつのごちゃ混ぜ。

ただいま出演中の「天保十二年のシェイクスピア」が、昨日東京公演の中日を迎えたようです。 …

「ヤマガヒ」を終えて

日々の過ぎるのはあっという間で、東京にもどってきてからもう8日が経ちました。 途中から合…

演劇ファンが戯曲を読んだなら・・・

昨日、こんなツイートをしました。 僕ら、演劇を生業にしている人間にとっては「戯曲を読む」…

演劇が立ち上がる瞬間を目撃してもらう。

昨日、ふと思いついてこんなツイートをしました。 我ながら面白い思いつきだなと思ったので、…

【ミュージカル!な読み物】 「ユニゾン」という奇跡。

ここ2〜3年ほど、ミュージカルの現場にたずさわることが多いです。自分が出演者であることがメ…

「伝わらないかもしれない」という不安と覚悟

演劇をやるということは、常に、「伝わらないかもしれない」という不安との戦いだ。 そもそも…

あの「ロマ」についての話。

先日千穐楽を迎えた「グレートコメット」というミュージカルの舞台に、僕はアンサンブルという役割で出演していました。 「アンサンブルってなんだ?」とお思いの方は、この記事をどうぞ。 で、今回の舞台、「山野さんの役作りって、あれ、どうなんだろう?」みたいな質問をいただくことが多くてですね。 せっかくなので、「今回山野はどんな思いを持って役作り(的なこと)をしていたのか」を書いてみたいと思います。 「役者なんだから、舞台上で表現したものがすべて、それ以上の説明をするなんてカッ

グレートコメットの「ニ長調」についての突っ込んだ話!(上級者編)

この記事は、「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812」というミュ…

【いそがしいとき日記】その7

わお!意外ともう7回目。 この【いそがしいとき日記】のフォーマット、けっこう気に入ってい…

グレートコメットの音楽や劇作の要素についての突っ込んだ話!(上級者編)

誠意稽古中であります。 「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812…

「ジャージーボーイズ」終演のご報告。

昨日、11月11日。 およそ2ヶ月に渡ってお届けしてきましたミュージカル「ジャージーボーイズ…

「Follies」についての覚え書き

昨日書いた記事でも触れましたが、あらためて作品について感じたことを覚え書き。 ナショナル…

「憧れ」の効用

先日、ナショナルシアターライブの「フォリーズ」を観てきました。 イギリスのナショナルシア…

命を扱う仕事。

「クレイジージャーニー」という番組が大好きなのです。 で、その「クレイジージャーニー」でこのあいだ、花屋でフラワーアーティストの東信さんの特集回があったのです。 いちど、なにかの別の番組で東さんのドキュメンタリーをやっていて、「なんだこの人、尖ってる!ぶっ飛んでる!やばい!」と思ってから、けっこう僕の中で印象的な人物として残ってるのですが、 やっぱりあらためて見てもやばかったです。 いちばん痺れたのはアレンジメントを作るにしても、「美しく枯れさせる」ことを見据えている