美味しいごはんをずっと食べていたい(2024.10.04)
朝、妻や長男(8歳)と食卓を囲んでいる。長女(4歳)や次男(3歳)はまだ食卓には着かずにソファでEテレの「みいつけた!」を見ている。
朝ごはんは妻が焼いてくれた目玉焼きとごはん、それと昨日の残りの味噌汁だった。
私は最近目玉焼きはお皿の上にご飯を盛ってその上にのせ、箸で目玉焼きをバラバラにする。そしてそこに「マキシマム」というスパイスをふりかけて、さらにマヨネーズを全体に少しかけるという食べ方をしている。
これは私が独自に編み出した目玉焼きの新しい食べ方で、いわば目玉焼き界のニューウェーブだ。これから目玉焼き界隈や朝ごはん界隈でバズる事になると思うので、早めに真似してみたら良いと思う。まずはお近くのイオンとかで「マキシマム」を購入する事をおすすめする。マキシマムは肉料理をはじめサラダでもパスタでもなんでも合うので。
閑話休題。
そうして私は目玉焼きのっけご飯を食べていたのだが、これがめちゃめちゃ美味しくて感動しながら食べていた。そうしていたところ妻がぽつぽつと話始める。
「この前テレビで見たけど、子供が七夕の短冊に『ずっと美味しいごはんが食べられますように』と書いてたんよ。でも世界が平和でないと美味しいものを食べ続けることはできんし、健康も維持しなければならない。心だって大事。何気ない願いに思えるけど、この一言に全てが含まれていると思うんよ」
「確かにそうやな」と私は言い、「その子はそこまで考えてはいないと思うけど、本当にその言葉が全てよね」とか言った。長男はそれをなんだか分かっているような分かってないようなすんとした顔をして聞いていた。
そうしたところ、長女と次男が言い争いをしている。「みいつけた!」の「コッシーをさがせ」のコーナーで、どっちが先にコッシーを見つけたかで揉めている。
「〇〇ちゃん(長女)が3秒早かった!」だの「〇〇ちゃん(次男)が先だった!」だの。すごくどうでもいい。その声で私たちの世界平和や家族の健康への願いが掻き消されてしまう。
でも本当の事を言うと、私は妻の美味しいごはんのくだりを聞きながら、誰よりも早くコッシーを見つけていたので、私が一番だった。美味しいごはんを食べながらコッシーも一番に見つけたので、私が優勝であとは全員負けだと思った。