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温泉チャンス!その21【亀陽泉】(2024.10.26)

朝、土曜日にしては珍しく仕事に行った。

とは言っても近場で1時間程説明会に出席する程度で、なんてことない仕事だった。でも誰かが行かねばならない仕事だったので、私が手を上げた。

説明会は本当にたいしたことないものだった。「そんなの資料に全部書いてあるじゃねぇか」と多分出席者の大半が思っていただろう。私も思った。「おおやけが市民に文句言わせないために名目として行う説明会」という感じ。

仕事が終わって5分後、私は温泉の暖簾をくぐっていた。説明会会場のすぐそばに温泉があり、私は十分下調べをしていたのだ。

行ったのは亀陽泉という、近年建て替えられた温泉。

とても綺麗な施設


朝11時という、入浴するにはすごく微妙な時間にかかわらず、お客さんは多かった。だから浴室はおろか施設内も写真に撮る事は出来なかった。

ここはある意味温泉施設としてちゃんとしていた。いつも行くところが結構無人である事が多いのに対して、ちゃんと受付に人がいた。鍵付きの下駄箱入れがあって、バリアフリーで、そしてとても綺麗だった。私は受付で250円を支払い、別府八湯温泉道のスタンプをもらった。


もちろん脱衣所と浴室はちゃんと個別にあって、どこも清潔。まるでスーパー銭湯に来ているみたいだ。

浴室に入ると照明が薄暗く調整されていて、湯気がもあもあと立ち込めている。その中に入浴客の方がちらほら。ちゃんとシャワーがあって、清潔そうな洗面器や腰かけがある。いつも行くとこと全然違う。

大きな浴槽は「あつ湯」と「ぬる湯」に区切られている。どこか近くの温泉では「あつ湯」も「ぬる湯」もどちらもすごく熱かったからどうかなと思ったら、「あつ湯」はかなり熱くて、「ぬる湯」もしっかり熱く、結局どっちも熱かった。この亀川という地区の人々はきっと熱さに対する感覚が少し違うのだろうなと確信した。だってどこも熱いから。

私は時々水のシャワーを浴びてクールダウンしながら「あつ湯」と「ぬる湯」を1:2くらいの割合で出たり入ったりした。そして時々備え付けのチェアーで休んだ。すごい。ちゃんと休憩用のチェアーまであるんだ。至れり尽くせりだ。

いつもちょっと入ってはすぐに出るのに、ここではけっこう長い時間入浴を楽しんだ。おかげで体が芯から温まり、ぽかぽかになった。

亀陽泉を後にした私はドラッグストアをはしごして日用品や食料を買い込んだ。そしてようやく帰宅すると家の中がやたら暑い。「なんか暑いな」と妻に言ったら「そりゃあんた温泉入ってきたからやろ」と、温泉入ってきたのがばればれだった。

亀陽泉のぽかぽか感の持続力がすごいのが証明された。

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