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【やり直し】マイ・ベスト・ミュージック2024(2024.12.19)

昨日「マイ・ベスト・ミュージック2024」という企画に参加して、その記事を書かせて頂きました。

そしてその企画がこちらです。

しかし私はルールをちゃんと読んでいませんでした。なぜかといえば、夜中に次男(3歳)がおしっこを失敗してその始末をさせられ、イライラして眠れなくなり、せっかくなので書いたのが前述した記事だったからです。ルールには確かにこう記述してあります。


❶今年のマイベストミュージックを10曲を選ぶ。
※2024年末配信された邦楽(国内アーティストの楽曲)。10曲以下でも可。

この一番最初の「2024年末配信された邦楽(国内アーティストの楽曲)」という大切なルールを私はちゃんと読んでいませんでした。どうりで拝読させて頂いた方々のマイベストが新しい曲ばかりなわけです。

だからやり直しとしてもう一度マイベストミュージックを2024年に配信された音楽の中から選んで、ちゃんとやります。よろしくお願い致します。

第8位 たつまなつ / 柴田聡子

いきなり8位から始まりまして、すみません。この「たつまなつ」という曲は、朝のEテレ「0655」の中で夏の間流れていた曲です。長女が大好きで、この曲が流れると急いで起き出していました。アニメが愉快だし、歌っているのが実は最近よく聴いている柴田聡子さんだったという事も嬉しかったです。音自体はすごくチープな作りですが、キャッチーで楽しくて大好きです。

第7位 秋山竜次 / 謎女〜nazo onna〜

今年はお笑いで言うととにかくロバート秋山を追いかけていました。そのロバート秋山が5分番組「ゆかいなうた」の中で発表したのがこの「謎女〜nazo onna〜」です。いますよね。偉い人の横にいて、ただ微笑んでいるだけの謎の女の人。おじさんたちにすごくモテモテで、いつも高級そうな服を着て、実用性と燃費の低い車に乘って、常に「さっき美容室行ってきました」という感じの謎の女の人。そんな人について歌った曲です。目の付け所がすごいです。

第6位 ZAZEN BOYS / 永遠少女

12年ぶりに新譜「らんど」を出したZAZEN BOYS。そのアルバムに先駆けて発表されたのがこの「永遠少女」でした。えんえん繰り返されるギターリフがとにかく格好良い!リズム隊も正確無比でエッジが立ってます。唯一無二の音楽です。歌詞の内容がかなりショッキングですが、それに負けない強靭さを持った演奏です。すごい迫力と説得力です。

第5位 DOS MONOS / KIDS

「奇奇怪怪」というポッドキャスト番組があって、もう何年も前からこれを愛聴しているのですが、そのメインMCであるタイタンさんが所属しているヒップホップユニットがDOS MONOSです。

そのDOS MONOSが今年出した新譜「Dos Atomos」が全編カタルシスに溢れるアルバムで、めちゃくちゃ気持ちいいです。これまでサンプリング主体だったのが、いきなりバンド演奏に変化して、その分ダイナミズムを獲得した感じです。本当にすごいです。日本の音楽の新しい地平を見た気持ちです。

第4位 柴田聡子 / Movie Light

また柴田聡子さんです。柴田聡子さんは今年「Your Favorite Things」という名盤を発表しました。この曲はそのリード曲なのですが、実はこのアルバムの後に「My Favorite Things」という前述のアルバムを全編ほぼギター一本で演奏したものを出していて、私は個人的にそっちの方がめちゃくちゃ好きで、何度も聴いてました。変幻自在に緩急をつけた歌声がすごく沁みます。

第3位 MONO NO AWARE / 風の向きが変わって

第5位のDOS MONOSのところでふれたポッドキャスト番組「奇奇怪怪」のもう一人のMCがこのMONO NO AWARE のボーカル玉置周啓さんです。

今年もMONO NO AWAREはよく聴いてました。新譜「ビュッフェ」は「食」という意外過ぎる切り口から、人間のいかんともしがたい関係性に光を当てています。しかしその曲たちは同時にすごくポップであり、奇跡的なバランスで成り立っています。

この「風の向きが変わって」はアルバムに先行して発表された曲で、名曲であると思います。長男が気に入って何度もYouTubeで見ていました。

第2位 トリプルファイヤー / 相席屋

トリプルファイヤーはすごく面白いバンドです。演奏はすごくタイトでバンバンリズムが決まってるんですが、ボーカルの吉田君の歌は気の抜けた炭酸みたいです。世の中を斜め下から見上げたような歌詞ばかりですが、すごく共感できる部分が多いです。「相席屋に行きたい!!!」という心の叫びは必聴です。そしてこの曲が収められた「EXTRA」も名盤です。「お酒を飲むと楽しいね」とか、そんな事ばかり歌っています。

第1位 折坂悠太 / 正気

今年新譜「呪文」をリリースした折坂悠太さん。せっかく別府にライブに来たのに行けませんでした。この「正気」という曲はほぼ弾き語りですが、曲もさることながら歌詞がすごいです。「鍋に立てかけたお玉の 取っ手のプラが溶けていく パチンと出所のしれぬ音 夕方のニュースです」とか、生活の静かな風景の中に狂気が滲むようです。

以上、やり直しのマイ・ベスト・ミュージック2024でした。

ありがとうございました。

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