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温泉チャンス!その23【向原温泉】(2024.11.24)
日曜日、前日が七五三で忙しく、帰宅した時間も遅かったため、家族全員起きるのが遅かった。
今日はどこへも行かずゆっくりしようと思っていたが、夕飯の食材が足りなかったため、買い物に行く必要があった。
そして買い物のついでに、温泉へ行った。家を出るなり地図アプリで「近くの温泉」を調べ、まだ行った事のない温泉へ行くのだ。
そして家からほど近い場所に「向原温泉」を見つけた。なんとなく存在は知っていたが、まだ行った事のない温泉。住宅街の中にあるいわゆる「ジモ泉」だ。
本当になんでもない住宅街の中にあって、風景の中に馴染んでいる。パッと見ほとんど公民館だ。
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広めの駐車場がちゃんとあって、どこを見てもとても綺麗。すごく清掃が行き届いている。なのに、誰もいない。真昼間だからだろうか、そんな時間に誰も入浴に来たりしないのだ。
男湯のサッシをガラッと開けて中に入ると、貸し切り状態。やはり誰もいない。浴場はだいぶ低いところにあるので、天井をすごく高く感じる。
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私は中に備え付けれた料金箱に150円入れて入浴した。他にお金は入ってなかったので、この時間帯の組合員以外の入浴客は私が最初だったのかもしれない。
お湯は多分41℃くらいだった。とても滑らかで、少しだけ硫黄の匂いがする。肩まで浸かっているとじんわり疲れがほどけていくのを感じる。こんな広い空間で一人で風呂に入れるなんて、すごく贅沢な事だと思う。
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住宅街の真ん中にある温泉なので、時々外を車が入って行く音がする。どうやら女湯も誰も入っていないようで、全く声が聞こえない。とても静かだ。
こんな温泉が普通に無人で、たった150円で入れるなんてすごい事だと思う。
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温泉を出て買い物を済ませ、家へ戻ったが、誰も私が温泉へ入って来たとは思っていないようだった。温泉がそれほど近くて、入浴にも時間を要してないからだ。
ほんのちょっとの時間で私は温泉を楽しみ、疲れを解きほぐすことが出来た。有難い事だと思った。
そして午後、私はおでんを仕込むためずっと台所に立っていた。ようやく出来たおでんはだいぶ薄味だった。