キティちゃんの遊園地(2024.04.26)
幼稚園の毎年恒例の遠足で、ハーモニーランドという遊園地に行った。このハーモニーランド、キティちゃんやマイメロちゃんを擁するサンリオの、全国に2か所しかない遊園地のうちのひとつで、その筋では有名らしい。
そしてこの遠足、遠足とは名ばかりで、現地集合・現地解散だ。一応幼稚園での簡単な集まりはあるものの、実質その裁量は親子に委ねられている。
私はわざわざ有休を使ってまでこれに同行した。貴重な有休。もうあまり残っていない。本来行くつもりはなかった。でも行かざるを得なくなった。あと、なぜか小学2年生の長男まで付いてきた。わざわざ特休の制度を利用して小学校を休んでまで。
でも気候が、ちょうど良かった。快適な気候。そして子供がわりとちゃんと歩いてくれるので、例年に比べると楽だった。
私にとってのハイライトは遊園地に行く途中で買った「デカ弁」という、そのひねりもへったくれもない名前のわりに味付けが繊細で美味しい弁当屋の弁当で、それを食べるのだけが楽しみだった。
弁当は美味しかった。思っていたとおり、子供があまり食べなかったので、妻と私はたくさんの白飯と唐揚げを食べることになった。私は口では「食べすぎだよ。晩飯は湯豆腐とかで良いよ」と苦し気に言うけど、実際のところたくさん食べることが出来て嬉しいのだ。残飯処理を口実に堂々とたらふく美味い白飯や唐揚げを頬張れる幸せを甘受しているのだ。自分への言い訳がきちんと担保されたドカ食いなのだこれは。
たらふく白飯と唐揚げを食べて大満足な妻、そして私。早めの昼食が終わったあとは子供が遊ぶのにひたすら付き合った。平日なのでほとんど並ばずにアトラクションで遊ぶことが出来たのでわりとストレスがなかった。
しかし一日の全体的な組み立て、子供の眠気や体力、私たち親の気力などを総合的に考えない妻が子供の要求に応えて最後まで遊び倒した結果、帰りの車で子供が2時間爆睡。帰ってから風呂に入れようとするも長女は起きず、挙句の果てに号泣、そして絶叫。なんとか風呂に入れるけれど、風呂の中で泣き叫ぶので長男や次男から激しく糾弾され、私まで怒るもんだからさらに長女の絶叫に火がついて風呂はさながら地獄だった。人間のドグマだった。
私は遊園地で何度も「もう帰ろう」と言った。子供の要求を鵜呑みにしているとロクな事がない事くらい、過去の経験から何度も学んでいるはずだ。そして早めに帰るとあとの時間に余裕が出来て、平和に穏やかに過ごせる事がなぜ理解できないのか。
風呂から上がって牛乳を飲んで、食卓で冷たいうどんを食べてようやく機嫌が直った長女。心底ほっとする。
その後子供たちはガンガンうどんをおかわりして、結局全員でうどん5玉を食べてしまった。
カトキチの冷凍うどん最高!
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