シェア
『それ』の初発症状は不眠と動悸である。 『それ』は進行するとある一つのことしか考えられな…
「・・・で、ジョン、続きは?」 目の前のダチ――ジャックが訊いてきた。 興味津々なのはありが…
「で、どっから手ぇつけんの。」 頬杖をついたままのジャックがタバコをくわえながら言う。 場…
「意外と2日って短ぇな。」 コールドスリープなしでの移動。 体感時間にして2日後。 通称『古…
場所はその辺の路上。 俺達はまるで露天商。 この星はどうやら昼が長いらしく、あんだけ買い物…
ジャックの叫び声に遅れて起きたのは、爆発。 耳が痛ぇ。 『ジョン、ずらかるぞ』と、ジャック…
で、命からがら逃げてきて、ここはキャバレーってところらしいが。 「なんだこれ。」 「貧民街に自然発生した動物的欲求の解放の場・・・?」 ジャックが自信なさげに言う。 辺りに居るのはなんか薄着のねーちゃん達だ。 「疑問形なのかよ。」 「でもここなら奴らも来れない。」 さっきとは違って自信たっぷりだ。 「なんでわかるんだ?」 「ここに入ったサツの首が爆発四散したのを見た。」 「うげ。・・・てかなんで追われてたんだよ。」 俺の問いに対して、ジャックは。 「――『それ』の罹患者の疑い
訳ワカンネー音が流れ、目に悪そうな光が辺りを照らしている。 「共通してた文字のメモ、これ…
相も変わらずにぎやかなキャバレーからお送りします。 なんて、軽く現実逃避をしながらさらに…
「で、どうするよ。」 「もうここまで来たらやれるだけのこと全部やるか。」 割といろんな犯罪…
流石にそう長くは出しておけなかった。 表示できたのは10分。 それでも、なんだか世界はスゲぇ…
「そういやジョン、その手記どうするんだ?」 「んぁ、これ?」 「肝心な『それ』についての部…